2011年2月7日 のアーカイブ
南大沢のアウトレットに連行された、の巻.前編。
2011年02月05日。
南大沢のアウトレットに連行された。
前日の三多摩地区で施行した歴史物の展覧会での事。
ここでオレがとんだドジを踏んでしまった為、
再度の取付けが必要と成った。
作業内容はオレでも出来る軽いものでは有るが、
何せ大きなパネルだから助手が必要。
其れが故に、当然誰かを連れて行かなくてはならないのだが、
連日遅くまで働いてもらっている社員さんへ
休みの日に赤紙を出すのは酷というもの。
誰か居ないか、と思案する事数分……居た居た、格好のヤツがいた。
そう、そこで思いついたのはウチの奥さん。
アイツは賢くはないが、手先は器用だし、
何よりもノーギャラで使えるのが一番の取り柄だ。
当日、
鶏が朝を告げると同時に出発。
事務所経由で現場に入り、追加の工事まで手際よくこなして一件落着。
施主さんに丁重に挨拶し、帰路に就いた途端に空腹の虫が騒ぎだした。
張り切って出てきたので朝食を摂っていない。
何処の茶店でモーニングでもと思い、
慣れないジャングルポケット号のナビゲーションを操作して
某珈琲店を探し出して入店。
郊外の朝の茶店は混雑。満席の中、やっと空席を見つけて、
「バアさんっ!、ココ」とレジに立つ女房を呼んだ瞬間、しまった!、
と思ったが既に遅し。
店内の前期高齢者の奥様方の視線を一身に浴びしまった。
いやはや、参った。
この周囲の殺意に満ちた視線はなんだ!。
なんだか、
犯罪者にでも成ったような心境でサンドイッチ食うハメに……。
それでも、素知らぬ顔で食事を終え、
関係各位に終了報告のメールを打ち、さあ帰ろう、と促したら、
女房の口から考えもしなかった言葉が返ってきた。
帰りに南大沢のアウトレットに連れて行って欲しいと言うのだ。
……なんで、こいつが今、南大沢にアウトレットの
近くに居る事を知っているのだろう?……。
そうだ、わかった。珈琲屋を探索している時に横で見ていたのだ。
面倒くせえなあ、早く帰って寝たいのに……。
ひとり途方に暮れながら、思案していると名案が浮かんだ。
これから行って何か買ってやれば、満足して
来週の新宿への買い物は付合わなくてもよくなるかもしれない。
自画自賛の考えに
「では、行ってみようか」と、作り笑顔で南大沢へ向かう。
※お詫びです。
ラピス・ラズリのスタッフブログをご覧いただいています皆様へ。
紙面が足りなく成ってきたので、この続きは次週書きます。
吉右衛門。