2011年11月3日 のアーカイブ
戦線復帰、の巻。
今週から、戦線復帰を果たす。
然し、体調はと言うと、未だ未だほど遠い感じ。
ちょっと病気を舐めていたのかなあ。
では何がどうかと言うと、息が切れるのと直ぐに胸が痛く成る事。
これが予測外で厄介。息切れは解消出来そうな気がするが胸痛が問題。
でも、試練だと思って頑張ってみる。
10月31日。
復帰初日。
月末なのと、何よりも職場の娘たちに逢いたくて家を出る。
女房の送車を辞退して、駅まで1.2キロの道のりをとぼとぼと向かう。
昔はこの1.2キロを15分で歩破していたものだが、25分を目標とする。
この速度は大凡時速3キロだから、可成り遅い。
さっき追抜かれた同年代のオバちゃんの背中が、
アッと言う間に小さく成っていく。
そんな調子で駅に着いたが息切れはナシ、安堵して職場に向かう。
職場到着、半数が外出のもよう。
「おはようございますっ」、脱帽してペコリと頭を下げると
娘たちが微笑んでくれた。嬉しい。
やがて外出組も帰社して挨拶に来てくれた。
今日は試運転だから、出納だけして帰宅するつもり。
スミレちゃんを誘って、
最近凝っている「たいめんけん」へオムライスを食べに行き談笑。
穏やかな一日を過ごせて、一件落着。
家路に就く。
11月01日。
復帰二日目。
前日とは打って変わって、試練に直面する。
事の起こりは、こう。
納品物件の売価を積算をするのに、
加工先からの買価の検証中、不審な数字を見つけ感情が高ぶった瞬間、
痛みが胸を直撃した。マズイッ!、怒ると胸が痛く成る。
改めて、感情と肉体の因果関係を思い知る。
更に続く、スミレとホームページの事でひと悶着。
納得を得られず、落胆して職場を去る。
……。
午後は紀尾井町の主治医を訪問。
早期発見の御礼と東京大学付属病院へ半年間の転院の報告に赴く。
そこでの問診で、午前中の出来事を尋ねると、
喜怒哀楽に気をつける事、のんびと余裕をもって生活する事、
自分を追いつめない事・・・を言われる。
オレの様な出来の悪い人間に、
感情の制御など出来るのだろうか……?。
また、交渉ごとや営業を続ける事は出来るのだろうか……?。
事態の容易成らざる事に、暗澹たる気分で家路に就く。
11月02日。
復帰三日目。
12年前は退院後、2ヶ月安静にして休んだ。
然し、今回は1週間で復帰。
こんなにも早く復帰したのは、
社長だからではなく、早く営業に行きたいから。
最近、やっと成果が出つつある、この営業活動を大切にしたい。
野球が見れなく成ってもいい、釣り竿を折られてもいい、
何でも甘受するから、営業だけは最後までやらせて欲しい。
……。
出社して直ぐに9月の数字を検証、イテテッ!、胸に痛みが走る。
然し、10月の数字には安堵、美冬とひこ坊が頑張った。
そして、不束な彼女等をお座敷に呼んでくれてた方々にも感謝、
ありがとうございます。
……。
スミレが帰社、嬉しい事に新規の顧客から受注してきた。
そして昨日の延長戦。彼女に対案を求めたら、
ビシッ!とオレでは考えもつかなかった妙案をだしてきた。
ココに己の敗戦と彼女の才能を知る。
またも、彼女に迷惑をかけてしまった、ごめんなさい。
更に体調と営業の事を話していたら不覚にも落涙してしまった。
然し、昨日もそうであったが、
スミレが相手だと「怒」も「哀」も平気なのは何故だろう。
……。
午後はペンキ屋と美冬と談笑。
あの二人を話していると目尻が下がり、体調が回復する。
15時に退社する予定もダラダラと長居をしていたら、
スミレにVIPから電話。電話が終わった後、
内容の報告を受けたら、年始のイベントを受注したとの事。
これには、気絶しそうな快感を覚える。
いやはや、僅か三日間だったけど
職場の娘たちに助けたもらった。
ルンルン気分で家路に就く。
お仕舞い。
2011年11月03日、文化の日。
吉右衛門。