2012年12月18日 のアーカイブ
いほうじん
先日、吉右衛門さまより1つの音楽ファイルをいただきました。
開けてみると、『異邦人』なる文字が。
久保田早紀という歌手の代表曲です。
名前は失念していたのですが、実は同郷の方なので
親しみは持っています。
昔の曲ですが、CMなどにも使われていたので
ご存知の方も多いかと思います。
改めて聴くと、すごく良い曲です。
淋しげな歌声がメロディーにぴったり。
エキゾチックなイントロも題名と良くあっています。
演歌ではないけれども、懐メロではある
この時代の歌は今聴いても素敵ですね。
山口百恵さん等は結構好きです。
個人的な話なのですが、
実は少し前に別の『異邦人』に触れておりまして。
この曲と全く同じ題名の本がありますよね。
カミュというフランス人の作品です。
文庫版だと、350円くらい。薄いので簡単に読めます。
値段と、簡単に読めそうということで初めて手にとったのは
確か中学生くらいの時だったと思うのですが、
まったく、本当に全く理解できなくて
「ちっとも面白くない」と思って投げたものです。
それを今回、本棚からふと思い出して読んだのですが、
とっても面白かったんです。
中学生では理解できなかった主人公の心情が
今はよくわかる!
10数年生きただけで、人ってこんなに感じ方が違うのか!
と、かなりの衝撃でした。
成長・・・なのかはわかりませんが、
自身の変化がちょっと嬉しくもありました。
一度読んだ本を読み返すことは少ないのですが、
このような発見があるのなら
本棚を漁るのも悪くはないなと思った次第です。
二つの『異邦人』ですが、関連性は全くありません・・・
ただ、どちらもオススメです。