2014年4月11日 のアーカイブ
ひこうき雲のシネマメモ(^1^)
ひこぼうは家族がドン引きするくらい、俳優さん浮気症です。
ですから、吉右衛門さまが
松田龍平さんが好きと紹介下さりましたが
かなりのハイペースでいち押し俳優さんが変わるので
「こいつ・・・」と、多目に見てやってください。
実家の近くに映画館が出来た頃から
一人でもせこせこと通うようになり
今では思い立ったが吉日とばかりに
ササーッと見に行きます。
予告編を見るのが好きなので
そこで面白そうなものをチェックします。
後は専ら土曜日のTBSにて
映画コーナーをジッ・・っとみています。
大層な予告を書いて頂きましたが
頭の悪い私なので、小難しいことは言えません。
心揺さぶられたシーンや何を思ったかを
あまり毒舌交えず、書けたらいいなと思います。
記念すべき第1回目は
やはり一番好きな映画では!?!!と思いましたが、
変な気合いが空回りして大変なことになりそうなので、
連載をするきっかけを与えてくれた松田龍平さん出演の
「まほろ駅前多田便利軒」にさせていただきます。
本作は三浦しをんさんという方の著書です。
「舟を編む」で本屋大賞を受賞された方ですね。
(この映画も友人からたまたま試写チケットを頂き見に行きました。)
あらすじは、その名の通り瑛太さん演じる多田(ただ)が
便利屋を営み、様々な依頼事を、ひょんなことから出会った
中学の同級生である行天(ぎょうてん)と、
ゆる〜くぬら〜っとこなしていくっていう話です。
まほろ駅というのは町田市をモデルにしたそうです。
邦画に多いと思うのですが、
まあ、間の取り方が独特です。
沈黙が長く、喋ったかと思えばボソボソ。
煙草を吸うシーンが多く、ボンヤリと時間が流れます。
その雰囲気で成り立っていて、何を言いたいだとか
テーマはあまり無いことも多いと思います。
この映画はとにかく瑛太さんと松田さんの
飾らない会話がとても魅力的です。
感情の波風は激しくないですが
ふふっと笑えるシーンばかりです。
チワワを預かり、暇な老人から
バスの間引き運転の監視をさせられ
子供の塾の送り迎えも受ける。
その子供が麻薬取引の片棒を
担がされてると分かり、あら大変。
一番好きなシーンは
予告でも映りますが
瑛太さんが愛車のズタボロ軽トラの
フロントガラスを粉々にされて
あの有名な「なんじゃこりゃあ!!」を
全身全霊で叫ぶところです。
しかも、隣で松田龍平さんは
「誰?全然似てない」とつぶやくんです。
それは、有名映画を見たことがない私にとっても衝撃的でした。
物腰柔らかで変な笑い方と走り方をする松田さんは
憎めない不思議な、キャラクターです。
自分の為じゃなくて、誰かの為を躊躇いなく出来る人です。
それが嫌味がないので、いい感じです。
つかずはなれずの距離感のなかに、
お互いの過去の暗い部分を垣間みる。
居心地の良い映画でした。
この映画の後テレビドラマのシリーズになり、
今秋、続編が公開されるそうです。たのしみですねっ
☆5段階を付けてくださいといわれたので
ブログの最後につけることにします。
-『まほろ駅前多田便利軒』★★★★☆
次回は、吉右衛門様が絶賛読書中の、
「八日目の蝉」メモです。
公開年、一番泣いたんじゃないか(私の中で)
と言われるあの映画っすね・・・・!
そして、来週はニコタマお姉さんの
「営業日誌」の予定ですー。
人生、恋愛を語るのところをとても楽しみに!しております。
宜しくお願いしまーす。