2014年6月 のアーカイブ
ひこうき雲のシネマメモ(^3^)
13日の金曜日!
映画日和ですね。(笑)
海外の俳優さんは詳しくないんですが、
アンソニー・ホプキンスだけは
べらぼうに興味を惹かれます、ひこぼうです。
第3回目は「羊たちの沈黙」。
シリーズものとして、他にも3作品ほど映画化されています。
(ハンニバル、などですね)
有名作なのでご覧になった方も多いかもしれませんが、
FBIの訓練生であるジョディ・フォスター(とっっっても可愛いです)が、
ある連続殺人事件の任務を任され、
その事件を解決するため精神病棟に措置入院している男に協力を頼み、
奇怪な事件の真相に迫っていくという話です。
そしてその精神病棟に入れられている男こそが
アンソニー・ホプキンス演じる
レクター博士という元精神科医です。
彼はとても頭がよいのですが、
人肉嗜好という途轍もない趣味のため、
病棟にほぼ隔離されるかたちで収容されています。
このきっかけとなる事件の真相も不気味で面白いのですが
私は、レクター博士と訓練生クラリスのやり取りが見どころだと思います!
レクターはクラリスに事件のヒントを与えるため
交換条件で君の事を教えてほしい、といいます。
そして彼女は自分でも気付いていなかった(隠していた?)
ある奇妙な「トラウマ」を呼び起こされる事となります。
お気に入りのシーンはレクター博士が
ホテルの牢屋から脱走する為あらゆる手段で警官の目を欺き、
剥いだ顔の皮を被ってまんまと逃げるシーンです。(ぶるぶる・・最高・・)
と、まあ結構ショッキングな絵面が多いのですが
脳みそ食べてるハンニバルよりかはマシだと思います(笑)。
映画好きな妹と一緒に4作品、ぶっ通しで
見たことはとっても良い思い出です(^∇^)v。
他のシリーズにもレクター博士として
アンソニー・ホプキンスは出演しているのですが
ジョディ・フォスターは彼女の意向で
この「羊たちの沈黙」のみの出演となりました。
初めに画面に映っただけであの存在感と
恐怖心を煽るレクター博士は、
本当に魅力的なキャラクターです。
優れた洞察力、頭の良さと
異常な好奇心だけで動いている人間だと感じさせます。
題名の意味は、クラリスの「トラウマ」に関係しています。
クラリスは叔父の羊飼いの家で一定の期間だけ暮らしていましたが
ある日の夜中に羊の叫び声が聞こえ、
それにより叔父の家を飛び出して逃げたというのです。
この意味に決定づけられたものはありませんが
レクター博士は彼女が誰かを救いたい気持ちは
その出来事が発端ではないか、と興味を抱くようになります。
そして、物語の最後に、レクター博士は
何処からかクラリスに電話をかけて、尋ねます。
「羊たちの悲鳴は止んだか?」と。
これが映画のタイトルに意味深に響いていますよね。
沈黙はクラリスにとって良いことを
意味しているような気もするけれど、
悲鳴が止んだ後の沈黙とは
沢山の羊の死を意味する様な気もします。
ストーリーも秀逸ながら、この映画には気になる言い回しや
何の意図が隠されているのか、よく分からない台詞が多く出てきます。
頭のいい人たちの会話を垣間見ているという気分にさせられます。
-『羊たちの沈黙』★★★★★
ひこメモ、回数をちょっと増やして
掲載させていただく予定でおります!
いつも長ったらしいですが、お付き合いいただけると幸いです。
次回も洋画の予定です(^< ^)
ロバート・デ・ニーロ主演の「ディア・ハンター」。
これは近年見た中で、私が最も衝撃を受けた作品です。
激写の旅行記 白い砂漠 その2 アラモゴード
前回、ニューメキシコ州のホワイトサンズの写真をお届けしましたが、
今回は砂漠へ向かう旅の道程を説明したいと思います。
ロサンゼルスで国内線に乗り換え、アメリカとメキシコの国境付近にある、アルバカーキ空港に行きます。
アルバカーキは埃っぽい寂れた町ですが、遠くにメキシコの雑多な街並が見えるのが面白かったです。
そこからホテルのシャトルバスを利用して、砂漠の最寄りの町アラモゴードまで行くつもりだったのですが、ロスで飛行機を乗り逃し(日本の航空会社のようにスチュワーデスさんが迎えにきてくれません。容赦なく置いて行かれます)、到着が十二時間遅れて、空港についたのは深夜一時。
仕方ないのでタクシーで二時間かけてアラモゴードへ行きました。真っ暗な荒野を走って…。
アラモゴードも埃っぽい寂れた町です。
こんな感じ。
町で唯一の自転車屋さんで自転車を借りて、荒野の中の国道をひた走って砂漠へ行きました。標高が高いので日差しが強いし乾燥しているし、途中で休みたくなってもカフェも自販機もないので、おやつと大量の水を町で仕入れておかなければいけません。
荒野には馬も居ます。
荒野って勝手に思ってたけどものすごく広い牧場だったのかもしれません…。
地図にもないなぞの湖。毒々しい色してました。