2014年7月9日 のアーカイブ
ひこうき雲のシネマメモ(^4^)
おまえ、更新多くね?って言われそうなんですが、
こんにちは。ひこうき雲です。
さて、今回はいわずとしれた、ベトナム戦争映画・・・
というより、ロシアンルーレット映画・・ですかね。
第4回目の「ディア・ハンター」です。
良く行く映画館にて、一昨年リバイバル上映されると聞き
父が「すごい映画だよ」と教えてくたので、一緒に見に行った映画です。
(一時なんだかすごい流行りましたよね。名作を再上映するの!
その数年前に六本木で、父とニューシネマパラダイスを見て爆睡したんです。
すごく悲しい顔をされました^▽^)ギャハハ。
良い映画といったかどうかは定かではないですが・・
私にとっては、気軽には見れない映画のひとつになりました。
かのロバート・デ・ニーロやメリル・ストリープが若々しくて、
最近のお姿しか拝見していない自分にとっては
つい「えっっ!若!」とビックリしてしまいました。
「ディア・ハンター」のディアは鹿という意味です。
製鉄所で働く若者たちが、ベトナム戦争に出征していき、
その体験からのしかかる暗い陰を描いたストーリーです。
彼らが休日になると、こぞって楽しんでいたのでいたのが、鹿狩りなのです。
180分強という長編映画ですが、
なんと最初の1時間はまるまる、
友人の結婚式で終わるという衝撃的内容。
しかし、その救いともいえる陽気な1時間は、
残りの過酷な映像と対比させているように感じられます。
ベトナム戦争でアメリカ軍兵として戦い、
捕虜として捉えられた仲間のうちの3人は、
閉じ込められた川の小屋のなかで、ロシアンルーレットをさせられます。
(銃弾を一発だけ込めた回転式の拳銃を、順番に一人ずつ
こめかみにあてて引き金を引いていくというおっそろしいゲームです)
戦争が終わり、住んでいた町に帰還できた仲間もいたのですが
過酷な体験は彼らを昔のように、生活させてはくれませんでした。
久々に楽しんでいた鹿狩りに出掛けても、
目の前にしたその獲物を仕留めることができない。
そんなシーンも描かれています。
それどころか、行方不明だった仲間のうちの一人が、
サイゴンにてロシアンルーレットを見せる非合法なショーの
スター的存在になっていると噂に聞くことになるのです。
ロバート・デ・ニーロが演じるマイケルが
その行方不明になってしまった大切な友人のニック
(クリストファー・ウォーケン)を連れ戻しに行くため
恐ろしい記憶の甦る、賭け事の間へ足を踏み入れる。
このシーンが3時間の映画のクライマックスになります。
印象に残るシーンは、ニックを連れ戻すために
マイケルが彼にルーレットゲームを挑む、その最後のシーンですね。
メモを書くにあたって、ネタバレを惜しまない方が
真の感想が書けるのではないか!!と思っているひこなので
あっさり書きますが。
この最後の最後で、ニックは銃弾の入った引き金を引いて自ら死んでしまいます。
思わず目を瞑りたくなるような、映像でしたねー。
この映画をみて、とっても惹かれたのは
ニック役で助演男優賞をとった
クリストファー・ウォーケンさんの美しさです!
ものすごく目の綺麗な俳優さんなんです!!
彼が若い頃で有名な映画といえばこの一本だと思うので
(もちろんおじさまになってからもその美しさは健在ですが)
そんなところを見るのも面白い?かと。
このあと、この方の出てる映画を何本か見ました。
見たことある映画にも出てたりして、ふおーーーこんなのにも!と思ったり。
戦争映画って思ったより見ていなくて、
(なんだか思わぬところで、タイムリーなメモになってしまいました。
こうなってくると、ますます、フィクションとはいえ考えさせられます。)
みなくてはいけないな〜と思うのに手が伸びず・・
名文学を読まなきゃっていうのと同じという感じです。
映画館で見たからこそ、その重さが
ズッシリときたということもあると思いますが、
もう一度見ることがあるか、どうか怪しいです。
いい意味でも悪い意味でも、衝撃を受けた一本になりました。
みなさんにも、そんな気持ちになる映画ってあるんでしょうか。
ちょっと興味あります・・。
-『ディア・ハンター』★★★☆☆
次回は暗いし怖いしが続いたので、
ちょっと明るめのやつを書こうかなと思っています。
「I am Sam」。
ビートルズの曲が沢山ちりばめられた、
やさしい映画です(^ ▽ ^)