2014年8月1日 のアーカイブ

ひこうき雲のシネマメモ(^5^)


ビートルズといえば、

何ヶ月か前、ポール・マッカートニーさんが

コンサートを延期されましたね。

その日の為にお休みを取っていた方は、

悲しみのどん底だったのだろうな・・・。


全然話が違いますけど、

私はチケットを取った舞台の開演数分前に

最寄りの駅に到着し、どう探しても会場に辿り着かず

まさか・・と思って、慌てて調べたら

名前が似ているまっったく違う駅だったということがありました。

そら、もう暴れだしたいかんじでした(((\(@v@)/)))


いつも前置きがながいですね。

本題です。


「I am Sam」は2001年公開の

ショーン・ペン、ダコタ・ファニングが演じる

かわいい親子の物語です!


この映画の特徴は、ビートルズのカバー曲をふんだんに盛り込んだ点と

ただの親子ではなく、父親が知的障害をもつ

男のひとである、という点です。

しかも、母親は娘を産んですぐに、蒸発してしまうのです・・。

生い先暗いんじゃ、と思われるかもしれませんが

この映画、ほんとうに明るいんです。


ショーン・ペン演じる父親のサムは

生まれた娘を大好きなビートルズの曲名にちなんで

「ルーシー・ダイヤモンド」と名付けます。

サムはスターバックスコーヒーで、一生懸命働き

娘と共に楽しく暮らします。


ですが、7歳になったルーシーの知力は

父の知力をだんだん追い抜いていってしまいます。


それは彼が父親として、子どもを育てていくことが

とても難しいことを、意味します。

そしてルーシーは、自分が父を追い越してしまうことに怯え、

勉強することを怖がるようになります。


やがて児童福祉局の力で

ルーシーとサムは引き離されることになります。

サムはなんとかして娘を取り戻す為に、

敏腕弁護士のもとへ行き、裁判で戦ってくれるよう頼むのです。

けれど、それはサムにとってとても無謀な挑戦でした。



音楽とストーリーの進め方のテンポがよく

無駄なところがないなあと改めて見て、思いました。

なんといっても、ショーン・ペンの演じるお父さんは

愛嬌があって良かったです。

レインマンのダスティンホフマンもそうでしたが

障害のある役柄というのは普通の役よりも

気を遣う部分が多くて大変なのではないかなあと思います。

そして、娘役のダコタちゃんが最高に可愛いです。

ダコタちゃんだけでも見て欲しいくらい、可愛いです!!


ひこは感動ものや恋愛ものがあんまり得意じゃないのですが、

この映画は、父親と子供は一緒にいるべきで

愛情があればそれでいい!とか押し付けがましいところが

全くないのが好きです。


オリジナル曲は制作費の問題で使えなかったそうですが、

CDジャケットのオマージュシーンや、

散りばめられた会話の数々に、ビートルズへの愛情が垣間見えます。


スタバとビートルズだけで、

ばっちり空気が出来上がってて、

不思議と見たくなるミーハーな私です(笑)。


この映画で印象に残っているのは

シーンではなく、ルーシーが福祉局の人たちに向けて放った

「All You Needs Is Love

(愛こそはすべて)」という台詞です。

君の父親は物足りないだろうと福祉局の人に言われて、

ルーシーはまっすぐ迷わず、こう答えます。

これも、ビートルズの有名な曲ですね。


様々な感情と忙しい世界と戦う大人たちのなかで

ルーシーはひとり、誰よりも達観していたようにも思えます。


少し酷な内容になり兼ねないテーマですが、

すごく明るく、少し笑えて泣ける、そんな映画です。



-『I am Sam』★★★★☆



洋画三連発でしたので、

久しぶりに邦画にもどってみます。

とはいえ、いわゆるB級とよばれるやつかも

そんなに有名ではないです。


「木曜組曲(もくようくみきょく)」

大好きな名女優さん群が出ている贅沢で、奇妙で、ミステリアスな映画です。


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