2014年9月27日 のアーカイブ
激写の旅行記 イスラエル篇 1
こんにちは。激写です。一昨年の夏に行ったイスラエルについて、何回かに分けて書いていきたいと思います。
イスラエルに行くというと、周りの人々に「危なくないの?」と言われたのですが、治安はパリやニューヨークよりも良い印象です。夜に一人でお祭りにいって、暗い公園をうろついていても強盗や痴漢の心配が無かったです。
というのも、私が滞在していたエルサレムの新市街は、それなりに経済力も教養もあるユダヤ人(イスラエル人)しか住んでいない地区だったからです。
イスラエルは信仰によってくっきりと住み分けされていて(どこの国でもある程度住み分けはされていましが、イスラエルは特にあからさまです)、ユダヤ教とイスラム教の接する地区は常にイスラエル軍によって厳しく監視され、さらに、貧しいパレスチナの人々は分離壁で隔離されています。厳しく抑圧されて、ぎりぎりに張りつめた緊張の糸の上に成り立っている、つかの間の平和と豊かさという印象を受けました。
その証拠に、今年は少し大変なことになっていましたね。
パレスチナ人というのはやはりとても抑圧されている印象を受けます。パレスチナ人地区の市場も、アラブのスーク(市場)らしい騒がしさは少しもなく、じっとりと暗くて卑屈な印象を受けました。
強引な押し売りがないので観光客としては楽なのですが。
何千年も前から様々な国家、宗教が衝突し、奪い合ってきた土地です。
旧市街の丘の上から墓地を見下ろして、珍しくしみじみとした激写でした。
なんだか暗くなってしまいました!!
次回はおすすめスポットとか、出入国で苦労した話などを書きたいと思います。