2015年4月29日 のアーカイブ
ひこうき雲のシネマメモ(^12^)
今晩は、お久しぶりです。
ひこぼうです。
春眠暁を覚えず、とか言ってる間もなく
4月が…終わりますね!!
うわーーーーーーーん!
でもビール片手にお花見もしたし、
春らしい花をベランダに沢山埋められたので
満足です。東北ではGW辺りが見頃だそうですね。
羨ましい。
今回は、たまたまお友達と会話に
あがった映画を見直してみたので
その映画をメモします。
イタリア映画です。
「ライフイズビューティフル」
タイトルだけ聞くと朗らかな予感がしますが
ユダヤ人迫害をテーマにしている話です。
ユダヤ系イタリア人の父と子供が収容所に
入れられてしまうのですが、
それまでの物語、またそれ以降も
とーーてもー明るく、笑ってしまうくらい
素敵なお話なんです。
話の前半は主人公である
父親グイドと母親ドーラが
結ばれるまでを描きます。
ドーラにはしょうもない婚約者がいましたが
グイドの陽気で愛嬌溢れるアプローチに心惹かれてゆき、
やがて可愛い息子のジョズエがうまれ、三人家族になります。
グイドがドーラと出会ったとき、
「ボンジュール、お姫さま!」と声をかけるのですが
その言葉がとてもチャーミングで、
よく家族でこの映画を見ては
「ボンジュールのおひめさまー!」と
真似して遊んでいました。(笑)
第二次世界大戦の陰が色濃くなり、
強制収容所に入れられる三人ですが
そんななかグイドは、幼い息子にある嘘をつきます。
「これはあるゲームで、泣いたりママに会いたがったりしたら減点。
上手く隠れたりして1000点溜まれば、
戦車に乗っておうちに帰れるんだよ」
その嘘を突き通すため、父親グイドはジョズエに
悲しい顔ひとつ見せずに、自分の最期まで明るく振る舞います。
ジョズエはその嘘を信じることができたまま、
ナチス撤退までを生き延び、解放されます。
連合軍の本物の戦車が彼を出迎え、
やっとお母さんに会うことができますが
やさしい嘘をつき続けた父の姿はそこにはありませんでした。
見返すと、本当に素晴らしくよくできた映画でした。
偶然を味方にして、笑顔を生み出すグイドの姿は
誰が見てもふふふーと笑えるあたたかいものだと思います。
イタリア語の響きなんかも
聞いていて心地よかったですね。
‐『ライフイズビューティフル』★★★★☆
こんなにも明るい優しいテーマの映画があるのか!
と思うほどかわいらしいので、是非おすすめの一作品です。
ぜひ。ぜひ。