2017年8月 のアーカイブ
ひこうき雲のシネマメモ(^24^)
暑い日が続きますね・・・
夏はアウトドアに遊ぶべきなのでしょうが、
近所に買い物にいっただけで
ゲッソリと何もする気が起きない暑さ!
そのままアイスノンを抱っこしてお昼寝に突入する週末です・・・
最近映画館で観た映画のご紹介をしますね。
あんまり期待してなかったんですが(笑)
意外な結末に驚き!で個人的にはすごく面白かったです!
藤原竜也さんと伊藤英明さん主演の
「22年目の告白 -わたしが殺人犯です-」です。
元は韓国映画の「殺人の告白」をリメイクしたものだそうです。
1995年、連続絞殺事件が起こりますが
犯人は捕らえられぬまま、時効を迎えてしまいます。
そして、22年後の2015年に
あの事件の殺人犯はわたしです。と名乗り
それを手記にし出版する・・・・というあらすじです。
犯人と名乗る男(藤原竜也)は、
淡々とメディアに姿を現し、自分を捕まえられなかった
無能な警察へ向けて、挑発ともとれるような言葉を繰り返します。
メディアは彼の容姿や大胆奇抜な態度を
これまた面白がるように取り上げ、
SNSやインターネットを使って拡散します。
サイン会や生放送のニュース番組などの露出を諸共せず
まるでアイドルかのように取り扱われる犯人。
イマドキな風潮や、犯人の態度にとても憤りを感じますが
正気の沙汰とは思えない役柄でしたね・・・
さすが我らの藤原竜也さんですね・・・!
(リバースというドラマがムチャクチャに面白く
改めて家族で藤原さんにハマっています。)
ストーリーは前半、上記のような胸糞悪い形で進み
後半、藤原さんがとあるニュース番組へ出演をしてから
急展開を迎えてゆきます。
報道されなかった6番目の事件の犠牲者。
また、真犯人を名乗り出る匿名の男。
そのニュース番組に乗り込む一人の刑事(伊藤英明)。
そして、もうひとつの告白。
これが「エッ」と度肝を抜かれましたね・・・。
この映画のキーポイントは
『時効の撤廃』というワードです。
日本では殺人などの重大犯罪に関して
2010年に時効が廃止され、それ以前の事件については
遡って適用されるようになりましたが、
この事件は、その期限ギリギリに起こった為
時効が適用されているという設定です。
お察しのついた方。
そこからまた欺かれるはずなので、
興味があれば是非一度
藤原さんの勇姿を堪能してくださいませ。
腹たちますよ。(笑)
-『22年目の告白 -わたしが殺人犯です-』★★★☆☆
ドラマ・リバースを見てから
ようやく湊かなえさんの原作を読み漁っているのですが、
いや、あの可愛らしく、ポヤーンとした容姿からは
想像できない残酷な話を書いていらっしゃいます。
この方、主婦になってからというもの
暇で小説を書き始めたのがきっかけという
末恐ろしい才能の持ち主!!!!!
こういう女性、好きです。
「怪獣捕獲ゲーム、怪鳥を捕まえたの巻」、続編。
スーパーマーケットに着いてからも未練がましく、
スマートフォンを片手に近所の出現情報を探っていると、
またも怪鳥が出ているのに気がついた。
オット! こうなるとチキンどころではない。
ここから出現地点までの推定距離は、三百米。
先ほどの教訓から急がねば後の祭りにもなりかねない。
さて、どうする?。
駐車したばかりの愛車で駆けつけるか。
いやいや、それはダメだ。
駐車場を出るのに手間取るし、
何より現地に車を停められる保証がない。
そう考えると、曇り空とはいえ、このムシムシする中を、
巨体を揺すっての駆け足で急行するしかない。
走ることには甚だ自信はないが、
この千載一遇の好機を逃すわけにはいかない。
こうして外に出ると、嗚呼、天は我を見捨てず!
そこに一台のオートンが停車したではないか。
有無を言わさず後部座席に乗り込むと、
「運転手さん! この先の携帯電話屋まで行ってちょうだい」
「え? お客さん。あそこまでなら歩いたって五分くらいですよっ!」
「事情があって急いでいるのよっ!酒手を弾むから頼むよ!」
現場に到着。
いるいる。同業者が携帯電話屋の前にひしめいている。
オートンを飛ばしてきた甲斐があった。
早速、チケットを差し出し仲間に入れてもらうと、
そこには大きな鳥が翼を広げて威嚇していた。
こいつに立ち向かうのか…。
甚だ自信はないが、俺も男。やらねばなるまい。
蛮勇を奮って、我が精鋭を並べて突入してみたものの、
次々に倒され残すは緑色の恐竜だけとなった。
が、多勢に無勢。最後は数の力で押し切った。
しかし、問題はここからだ。
これから始まる捕獲ゲームで何としても、この大きな怪鳥を、
白いカプセルボールの中に封じ込めねばならない。
わたしにそのようなことができるのであろうか。
実はわたし。
このゲームを始めて、間もまく一年になろうとしているが、
捕獲の絶対条件であるコントロールはままならないし、
曲がり玉を操ることなど、夢のまた夢。
おそらく、この手の遊戯は日本で一番、下手かと思う。
そのわたしが、九つ支給されたボールを投げ出した。
ひとつ、ふたつ、みっつ…。そしてよっつめに投げたボールが、
偶然にも飛び回って威嚇していた怪鳥の着地点に
重なり合うかのように落下した。
とりあえず、怪鳥をボールに入れ込んだ。
ここで飛び出してこなければ、一件落着であるが、
そうは問屋がおろすかどうか、緊張の瞬間が始まった。
クルっ、クルっ、と、ボールが回り出す。
ゴクリっ!、と生唾を飲み込み見守るわたし。
もう一度回るとハッピーエンドでるが、果たして…。
クルっ。
怪鳥が出てくることはなかった。
やった! 捕まえた! 本懐を遂げたぞっ!。
脳天に突き刺さるほどの快感だった。
お仕舞い。
17年8月6日。
吉右衛門。未校正につき、誤字脱字、乱筆乱文をお許しください。