2021年7月2日 のアーカイブ
食べられないタコの話
こんにちは、きつね福です。
7月2日はタコの日だそうです。
タコ大好きです。茹でてよし、刺身にしてよし。
沖縄にはじめて旅行に行った時、ワクワクしながら頼んだ名物「タコライス」を「タコがいっぱい入った炒め飯」だと勘違いしていたぐらいにはタコ好きです(タコライスは美味しかったです、ええ)。
ただ、海の中で生きたタコに出会う確率、イカより低いような気がします。
特にアオリイカはダイビングセンターや漁業組合が人工産卵礁というイカのための産卵場所を作ったりするので、比較的見学しやすいのです。何もない時期でも、表層でプカプカ泳いでいる姿をよく見かけます。
タコに関しては私の勉強不足もあって、いまいち分かりません。
遭遇したタコで忘れられないのは、やはりヒョウモンダコ。青く点滅するように動く豹紋が綺麗な、手のひらサイズのタコです……が。
ダイバーなら必須知識として教わるであろう、有名な猛毒のタコでもあります。フグと同じテトロドトキシンをほぼ全身に含んでいるため、噛まれると命に関わります。浅瀬の岩場にもたまにいたりするので、磯遊びにはご注意を。
昔は南の海でしか見られなかったタコですが、この10年でかなり北上してきているようです。かくいう私も、ダイビングを始めてすぐ伊豆の海で遭遇しました。まさか本当に出会うとは。
いやしかし。毒を持つことを除けば、可愛いんですよねこのタコ。いきなり噛み付いてくるようなことはなく、ちょっと刺激すると先に警戒色として青い豹紋を点滅させてきますが(つまり臨戦態勢に入るので危険ですが)、これがまた綺麗なんです……。
あれから幸いにも遭遇はしていません。危険なので、今後見かけても刺激しないよう通りすぎるでしょう。
でももう一度、青く鮮やかに点滅するヒョウモンダコ……見たい気がします。