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ひこうき雲のシネマメモ(^10^)


いよいよ今年も終わりです!


毎年言ってますが今年も速かったです・・駆け抜けました・・。

その分、充実していたということですねー。

筆無精なので、スケジュール帳くらいでしか記録がないのですが

見返せば例年通り、映画や舞台やお酒酒酒と堪能した1年でしたー!


さて、飛行機雲のシネマメモですが、

愛情ばかり注いだせいか

毎回とんでもなく長いブログですみませんでした!

今回からは、ささっとした感じにしたいと思います。


先月末に映画館へ足へ運んだ

「紙の月」を綴らせて頂きます。

宮沢りえさん主演、原作はあの!

「八日目の蝉」の作者の角田光代さんです。

監督は「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八さん。

この映画、すごく好きなんです。


銀行に勤める女性が、とあるきっかけから

現金を横領していくお話です。

その犯罪行為に狂うでもなく

淡々と温度を保ったまま、

横領を続ける彼女の様子はとても面白かったです。


最後に小林聡美さん演じるお局様と

2人で言葉を交わすシーンがあるのですが

このシーンの為に撮ったといっても良いくらい、

私は心を突かれるものがありました。


個人的に一番最後は辻褄合わせすぎて

要らなかったなと思いましたけど。

宮沢りえさんだからこそ、観れる映画でした。

綺麗で淋しくて、枯れた砂地のような・・・


彼女のしたことを正当化する必要はどこにもありませんが

こういう物語は、見ていてちょっと立ち止まってしまいます。

何か考えされられるのではなく、感情を揺さぶられる感じでした。



-『紙の月』★★★☆☆


今年も残すところ〜〜あと数週間!

大掃除などやること多いですが、ちょっと気合いが入ります!


ひこぼーはこのめちゃ寒い時期に

お友達と外でフリマをやる予定です!(我ながら、元気なやつです)

学生の頃はおこづかい稼ぎがてらよくやってました。

意外と買っていってくださるものでした。(笑)

ま、それと同じくらいつい、他の出展者さまのところで買うんですけどね・・・。

げへへ。


あたたかくして、楽しい年末を。

すっきりして新しい年を迎えましょうー!


みなさま、来年もどうぞ宜しくお願いいたします。


飛。



ひこうき雲のシネマメモ(^9^)後半


可哀想で辛いんですけど、

見応えのある物語だと思います!

なにより映画化にのぞむ意気込みたるや

監督、スタッフ全員が原作の愛読者という・・・。(笑)


そしてセットの中には

実際に建物を造って撮影したという場所も。

何もかも、と〜〜っても美しく恐ろしいんです。


3部作・1本3時間でも足りないくらいとなると

原作の重みが垣間見えますよね・・。

表現したかった世界が伝わります。


終わりを締める3作目、真っ暗で危険な旅の佳境に

主人公の相棒をつとめる庭師が

長い台詞を語りかけるのですが

それはこの物語をすべて表しているなあと感じます。


-

明るい結末が予想出来ない。

悪い事ばかりが起こった世界が元に戻るだろうか。

でも心に残る物語は

きっとそういうものを乗り越えたものだと。

この世界には命を懸けて戦うほど、尊いものがある。

-


目新しい言葉じゃありませんが、

話に入り込んでいると非常に沁みる台詞です。

決してかっこいいシーンじゃないですし、

ほんとボロ雑巾が山に捨てられたような

場面なんですよ・・・(;;)うおお!


死なずに帰ってきたとしても元の生活には戻れない。

そんな覚悟を虐げられた旅ですが、

もちろん終始暗いばかりではなく、圧巻の戦闘シーン

街中の風景や笑える場面も盛り沢山なので、とてもおすすめです。


そういえば高校生のとき?

リアルタイムで楽しみにしていたものがコレです・・。


今も3部作が撮影公開予定なのですが

(話の内容は、指輪物語の以前の話という設定)

ついに12月で3作目を迎え、終わってしまうのですよー・・・。

2回は劇場で見ますね。

最後も兼ねて3回は見ましょうかね。(暇だなー)


長くてしんどいように思えますが、お好きな方はぜし。是非。



-『ロード・オブ・ザ・リング』★★★★★


おこたで映画なんかのんびり見たい季節になりました。

では、また来月。




ひこうき雲のシネマメモ(^9^)前半


ひこぼんは映画も好きですが、本も好きです。


最近読んでいるのは図書館で働いている妹に

お勧めされた(読まされている)

上橋菜穂子さんのファンタジー

通称「守り人シリーズ」と呼ばれているものです。


児童文学なのですが、その細やかな設定と物語、

各国の政治状勢など、児童向けとは思えない完成度です。

それもそのはずで、上橋菜穂子さんは

ファンタジーを書くために文化人類学を学び

大学教授をされている作家なんです!す、すげ〜。


話はずれますが文化人類学って興味あります・・。

頭がよければお勉強してみたいものです・・。


この方は2014年国際アンデルセン作家賞を受賞されました。

日本では20年ぶりである、素晴らしい賞なのだそうです。


ファンタジー繋がりで、今回メモしたいのは

J・R・R・トールキン原作の指輪物語です。


映画のタイトルは「ロード・オブ・ザ・リング」。


直訳すると、指輪の主ですね。

あらすじはタイトルどおり・・です。


ファンタジーといえば

何を想像するかは人それぞれですが

なにかを探しにゆく冒険、

だれかを助け出す旅などという

いわゆる“希望”のイメージが強いのではないかな、と思います。


様々な種族に、武器や魔法

幻想的な雰囲気はもちろんなのですが

指輪物語の大きな特徴は

「危険な指輪を“捨て”にゆく旅」 というところです。


となると・・まあまず、暗いんですよ。(笑)


指輪には人を魅了させる不思議な力があります。

手にしたものはみな

取り憑かれるようにして指輪に狂っていく。


持ち主を転々とする指輪ですが元々の持ち主は、

誰もが恐れるダークサイド側の王なのです。


傷も破壊も出来ない指輪を始末する唯一の方法は、

指輪が生み出された滅びの山の溶鉱炉に投げ入れる事。


その苦難の旅に駆り出されてしまったのが、

平穏な暮らしを好む、ホビットとよばれる小人族の主人公です。

冒険を好まない彼らがなぜ、そんな旅に出る事になったのか。


頼もしい旅の仲間を携えて物語は進みますが、

やがて指輪の力に欲望があいまみれ、

仲間割れや思わぬ悪の手が襲いかかってしまいます・・・。

それでも捨てなければならない指輪を持って、

主人公はズタボロになりながら恐ろしい山へと向かう・・・。



・・・・後編は、またあしたです。



ひこうき雲のシネマメモ(^8^)


来年は、2015年ですね。


手塚治虫や藤子不二雄が多く描いた未来が21世紀。

大きくくくればそんな数字が

現実的な時代になってきましたが

車が空を飛び、ロボットが人と同じくらい

主体性を持って生活している・・

なんていう未来は、まだまだ先のようです。


ところで

「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で

タイムトラベルした未来が2015年だった・・・

ってご存知でしたか?

ひこてきには結構感慨深いニュースでした・・・。

宙に浮くスケボーとか3Dジョーズ・・

微妙にまだ未来感があります。

故人がこぞって夢見た未来が着々と

変化しているっていうのもあると思いますけど

今後、劇的に変わってしまう事はあり得るんですかね。


という訳で、今回のメモは3部作のなかでも一番好きな

「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART1」をご紹介します。


初めに見たのはいつだったんじゃか・・・・・・・

父がこの映画を大好きで

(リアルタイム世代で、次回作を

何年越しと待っていたそうです。

こういう話、本当に羨ましいです)

レンタル屋さんに走り、キャッキャ騒いで見ました。


あらすじは超簡単にいうと

主人公マーティが親友の作った

タイムマシンで過去に行ってしまうという話です。


そして行ったはいいが帰れなくなり

その時はまだタイムマシンを作ろうとも思っていない親友に

なんとか未来から来た事を説明して

再度マシンを動かすように頼みこむ・・・・


が、その最中、面倒なことにマーティは

自分を産んだ若かりし頃の母に遭遇してしまうんですねー!

なんで面倒なのかというと

母はなんと、自分の息子に恋をしてしまうのです。


となると未来が変わり

兄弟たちとマーティは産まれなくなってしまう。

やばい!!

ということでマーティは昔の父に会いにいき、

なんとか母とのきっかけを作る為に

四苦八苦することになるのですが、

まあ〜〜〜〜〜この父親の

だっっっさいことだっさいこと。(笑)

最高なんですよ。愛らしいです。

親父ガンバレよ〜!!!!って言いたくなります。


タイムトラベルものといえば、

過去もしくは未来の自分に会うのは

NGというのが決まりですよね。

未来ないしは現在が変わる、という発想はなんか好きです。

SFものは漫画に限らず

よく読んだりした方だと思うのですが

宇宙人ものよりは、過去や未来を

行き来する方が複雑怪奇で惹かれますー。

ドラえもんで、石になっちゃった自分たちを

過去の自分がみているというループには

ゾッとするものがありました・・・。

魔界大冒険大好き・・。

ドラえもん、火の鳥

ブラックジャックなんかはよく読みましたねー!

あとは小説でいえば、星新一さんが好きで、

そこから本に親しみだしたなって感じです。


SFものが苦手な方でも

気軽に観れる映画だと思うので

3部作ぶっ通しで見たりなんかしても楽しそうです!


続き物としてつくる予定はなかったそうなのですが、

PART1の終わりは奇しくも、

誰もが続きを待ち望むだろうという高揚感で終わります。


PART1では過去に戻り、PART2では未来へ行く。

じゃ、3は!?という方は是非とも一度ご覧下さいー。

正直な話、わたしは3はあまり好きじゃないです(笑)。



-『バック・トゥ・ザ・フューチャー』★★★★★


未来に戻るとは素敵なタイトルー。

この場合の未来は、自分が生きる現在を示していますからね。


全然関係ないんですけど、

先月末、某番組司会者イノッチの

ミュージカルを見て参りました!

初ジャニーズ!貴重!!

元宝塚女優さんたちも相まって

明るく楽しい舞台でした〜。

10月は吉右衛門さまも大好きな木南晴香さんと


高畑充希さんのヘレンケラーの舞台も

あったんですけど、お財布がさびしくなるのでやめときます。


以上、シネマメモ(^8^)でした。



ひこうき雲のシネマメモ(^7^)


こんにちはー。

8月の終わりから、随分涼しい日が続きますね。

蒸し暑かったり、雨が降ったりと各地でも悩ましい天気が・・

そんな時こそ室内で映画!?と思うのですが、

わたくしの相棒プレイステーション3がつい先日、壊れました。

原因はわたくしのぞんざいな扱いなので

渋い顔しか出来ませんが、

なんとなくノートパソコンでDVDを

見るのに抵抗があるんですー。小さいし・・。

まあ、それよりもゲームのデータがすべて

吹っ飛んだ事の方がショックでした!!!がはあー。


さて。

今回も、とても好きな映画です。

通算何十回再生したかというものを紹介します。


松本大洋さん原作の「鉄コン筋クリート」です。

実写化した映画でいえば窪塚 洋介さん主演の「ピンポン」が有名ですね。

これもとっても面白いです!今じわじわきている(と思っている)

若かりし井浦 新さんも出演されています。


「鉄コン筋クリート」ですが、これはアニメーション映画なんです。

わたしはこれを“愛情”を描いた映画だと思います。

それも、人ではなく、街という不思議な対象への。


あらすじは簡単に引用すると、宝町という町に住む

孤児の少年、クロとシロ(ふたりはまとめてネコと呼ばれています)

と、ヤクザや、都市開発の地上げや、殺し屋を雇う男による、

縄張り争いといったところでしょうか。


この映画、アニメーションとはいえ海外ではR指定をつけられたほど

バイオレンスな部分があるのですが、その雑多な感じが好きなのです。


この少年たちを筆頭に、彼らの町に対する愛情は「異常」です。

それほど魅力的な町なのかと思えば、

それは古き下町を意識させる町並みで、

浮浪者や不良ものたちが蔓延り、治安の悪さは感じられるものの

どこにも美しさなどの要素は感じられません。


そんな絵を朱色をベースに、渋く、けれども鮮やかな色合いで描きます。

ストーリー以外の魅力も印象的で、雑とも感じられる絵と

疾走感、声、背景音(サウンドトラックというんでしょうか)は

こだわり抜いたものだと思います。


ネコと呼ばれる少年たちは、人とは思えない身軽さで

町を我がもののように飛び回ります。

その描写は綺麗だけれど、時にとても暴力的です。


そして、主な登場人物の声をあてたのが

映画でも活躍中の二宮和也さんや、蒼井優さん

田中泯さん、宮藤官九郎さんなどの名だたる俳優さん。

(少しですが森三中さんなどもご出演されてます!)


このなかの蒼井優さんは、別人格が乗り移ったかのように

無邪気な少年シロを演じられております。

ギャアギャアと喚き散らし叫ぶさまなど、圧巻です。


自分たちを育ててくれたものが、取り壊される哀しさ、

新しいものへ変わっていくことへの正当化というのは

ときどき胡散臭く感じてしまうものです。

劇中「ネズミ」と呼ばれるヤクザは、

誰よりもそれを顕著に感じて、哀しい最期を遂げます。


こういう話である!と断定出来ない映画なので、

絵柄の特徴などもあり、好みがわかれてしまうかもしれませんが

私はこの映画はとても純粋なのに、バイオレンスという

矛盾したバランスみたいなのが、とても好きなのです。


-『鉄コン筋クリート』★★★★★


これ、元日に映画館で見たのですが、

またスクリーンで見たいなあ。


というか最近映画館あんまり行ってないなと気付いてしまいました・・!

ここ最近で見たのは、思い出のマーニー・・・

マーニー可愛かったです・・


それでは、また次回。(^8^)にて。(ヒヨコみたい〜)




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