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吉右衛門のヘボ競馬、今週は有馬記念の巻。


私の趣味は営業、へら鮒釣り、野球観戦。

このうちへら鮒釣りはドクターストップで来春まで駄目、

野球もオフシーズン。そこで新たに浮上してきたのが、競馬。


この競馬、昔とった杵柄で先月終わりの

ジャパンカップ競走から再開したのだが、なかなかいい感じ。

ココで改めて成績と収支を書き出してみると、

11.27/ジャパンカップ競走、ハズレ。-15.000-

12.04/ジャパンカップダート競走、的中。+19.100-

12.11/カペラS競走、的中。+4.800-

12.18/朝日杯競走、ハズレ。-3.000-

合計、5.900-


ジャパンカップ競走以外は、

1日1レーズに絞り軍資金3千円だから、こんなものだろう。

まだまだ馬の名前に馴染めなくて戸惑っているが、

これもそのうち慣れると思う。


競馬をやって一番の効能は、ボケ防止に成る事。

何せ、普段全くと言っていい程、頭を使っていなかっただけに尚更だ。

日曜の朝、新聞に向かって一時間を過ごしているだけで、

何となく血の巡りがよくなり、利口になった感じさえある。

お陰で、最近は職場で相談を受けても即答が出来るようになってきた。


次の日曜日には、一年の締めくくりの有馬記念競走が行われる。

暖かかったら錦糸町の場外でも行って投票してくるし、

寒かったらインターネットで投票するつもり。

投票前に、また予想でも書いてみる。


追記、

そうそう、

先日、昔、買った記念馬券を整理していたら、こんなのが出てきた。

何処かで訊いた事がある名前だ。

そう、実は白状すると15年前に、この馬を追いかけていたのだ。

来年入ってくる新人が可愛い奴だったら、

名前は、「ドングリ」にしようっと。













2011年12月19日、有馬記念六日前。


吉右衛門。



初めてシャツを仕立てに行った、の巻。


還暦を壱年半後に迎えるにあたって、遅ればせながらであるが、

オレもネクタイなるものを締めて出勤するように成った。

何で今更?、と言う気がしないでもないが、

実は社会に出てから今日までズッと自由な格好を貫いてきたので、

最後くらいは世間の人並みにしたく成ってきたのだ。

そんな自分の気紛れのせいで困ったのは

ネクタイ仕様のシャツを持ち合わせていない事。

それじゃあダメじゃん、

と言うので思い切って先だって仕立てに挑んできた。


選んだ場所は新宿の伊勢丹。

ココにした理由は特にないが、

強いてあげれば溜っていたポイントが使えるから。

開店と同時に仕立てコーナーに出向き、ベテランっぽい女性に相談。

色を決めたら、空かさず採寸係の方が登場して

手際よくオレの締りの無い体を計ってくれた。

ココで驚いたのは普段ハメている時計を聞かれた事。

訊かれた理由は、時計を巻く左の袖を太く作るとの事だった。

計測が終わったら今度は襟と袖の型を選択、更に釦、前立て、

ポケットも選んで一件落着。

そうそう、ネームも尋ねられたので

吉右衛門の「吉」を一文字だけお願いしてきた。

果してどのようなモノが出来るのだろう。


社員のみなさま。

吉の字のシャツを着ていたら、何か言ってください。


2011年12月03日。


吉右衛門。


田沼美冬さんと恩田スミレさんも出演しています。


おはようございます。

「吉右衛門のへら鮒釣り」の宣伝です。

2011年の最終回を更新しました。

よろしければ、遊びに来てください。


http://www.kichiemon.info/fish……12-08.html


2011年12月09日、

吉右衛門。



吉右衛門のヘボ競馬、私、競馬に行きます。ジャパンカップ競走の巻、後編。


このワクワク感は何だ!。

高々、競馬場に行くだけなのに、昨夜から嬉しくて仕方がないのだ。


午前八時、

愛車のベガ号に跨がり、中山競馬場へ向け出発。

今日開催される第31回ジャパンカップ競走は東京競馬場で開催される、

故に本日の中山は、場外馬券売場扱いと言う事と成る。

現場まで約一時間の車中で、今日の競馬を想う。

昨夜、一般スポーツ紙の出走欄を見て検討した結果、馬券の軸は、

アメリカの馬(名前は忘れた)かジャガーメイル号にしようと思う。

どちらも酷い人気薄だから的中すれば高配当が望める。

オレは穴党ではないから、

本来は有力馬の中から、1頭に絞り込んで数頭へ流すのだが、

それが出来なかった。要するに勝ち馬を見つけられなかったのだ。

故に穴馬から有力馬へ流す事となった。

この買い方だとあまり的中は望めないが、

五里霧中なのだから仕方がない。

何せ、出走16頭中ジャガーメイルが14番人気、

アメリカの馬は15番人気なのだがら、当たれば驚愕動転と成る。

…………。

当たったら嬉しいなあ。

多額の配当金が転がり込んでくるから、何に使おう。

壱案、美冬とイヴの夜を過ごす。

弐案、ペンキ屋を口説いて温泉へ行く。

参案、スミレに真面目なスーツを買ってやる。

とまあ、オレが思いつく事といったらこんなものだけど、

配当によっては、全部が叶えられそう。

どれか一つと成ったら、弐だな。

そもそも美冬が首を縦に振るとは思えないし、

スミレにスーツを買っても礼を言われて終わりじゃあ、

オレとしてはつまらない。

ペンキ屋が何と言うかわからないけど、

散々可愛がってきているから、

そろそろ色よい返事を聴かせて貰ったって罰は当たらないだろう。


午前八時四五分、

バカな事を考えていたら、現場に着いた。

時間からして結構な混雑を予想したのだが、ガラガラ。























そして入場ゲートに着いたのだが、何だっ!この人数は。

ザッと150人位しか並んでいない。

これなら鎌ヶ谷ファイターズの方が列は長い。

何だか日本経済の厳しい現実に直面した感じ。


今日のテーマと目的は、

ジャパンカップ競走の勝ち馬投票をする事。

平場のレースを幾つか流す事。

昔を懐かしんで焼豚雲呑麺と豚汁を馳走に成る事。

…………。

そんな事を考えていたら九時と成って開門。

最初に向かったの専門紙売場。

ホースニュース馬を買おうと思ったら廃刊だったようで、

エイトを買った。

次に向かった先は、焼豚雲呑麺屋。

10年の空白があるので多少は浦島太郎気味だが何とか辿り着けた。

…………。

そこで順番を待っていて思った。

これなんだっ!、この雰囲気!。

故郷に帰って来れたと言うか、性に合っているというか、

己の原点に回帰出来た様な気分。












飯も食ったし、さあ1レースと思ったら、無い。

昨夜確かに用意した筈の、赤鉛筆が無いのだ。

仕方がなので場内での調達を試みたが、

サインペンばかりで何処にも無い。

それではサインペンで代用するばいいじゃないか、

という事になるのだが、オレの場合は不器用だから、それが出来ない。

あくまで赤鉛筆じゃないと、嫌だ!。

こんな事だから、病気になるのだと思う。

それは兎も角、自分で自分を説得出来ず、

結局、場外に出てコンビニエンスに買いに行くハメに。


衰えてる体力の60%を消耗してしまった感じ。

それでも何とか赤鉛筆を確保して戻って来た。

気を取り直して1レースから3レースまで投票。

結果は投資金額@3.200-、配当は@1.360-で、

@1.840-の負け。












続いてジャパンカップ競走の投票。

こちらも最後迄アメリカの馬とジャガーメイルとで1頭に絞り込めず

結局、アメリカの馬からいったのだが、

ジャガーメイルも少しだけ買っておいた。

ココで虎の子の壱萬円全てを叩いたので、家路に就く。























さて、レース、

期待したアメリカの馬は先行して逃げ切りを図るも直線で息切れ。

代わって進出したジャガーメイル号に託すも、こちらは3着。

どうやら、ジャガーメイル号が正解であったようだが、

結果は1着3着で終わりハズレに終わる。

然し、残念では有ったが、結構いいところは突けたとは思う。


久々の競馬場で最後は青息吐息であったが、

途轍もなく楽しい時間を過ごせた。

昨日、「最後の競馬場行き」と書いたが、また行く。


次は有馬記念、今度は当てる!。


お仕舞い。


最後迄、お読み頂きましてありがとうございました。


2011年11月27日、


吉右衛門。



吉右衛門のヘボ競馬、私、競馬に行きます。ジャパンカップ競走の巻、前編。


あれはホークスが優勝を決めた翌日の事。

スポーツ新聞に目を通していて、

競馬欄でジャパンカップ競走の記事を見つけた。

そう、オレにとってのジャパンカップ競走とは、

我が競馬史上で最も大きな配当金を的中させたレースなのだ。


実はオレ、昔、競馬をやっていた事がある。

昔と言っても十数年くらい前迄の事だけど、

小銭を使ってちょくちょくとやっていた。

収支は月間壱萬程度の赤であったと思うから、

世に言う乞食ギャンブルの域。

と言っても乞食ギャンブルなる言葉が

今や死語と成っているかもしれないから説明すると、

一般庶民が小額を賭けて遊ぶギャンブル、

とでも言おうか、まあ、そんなもの。

ヤメてから現在に至る迄の間は年に2回、季節感を味わうべく

春の東京優駿(日本ダービー)と暮れの有馬記念に参加している程度。

そんなオレがこの記事に触発されたのは、

前回の大病を患った年のこの競走で、

大穴を的中させた事があるからから。

あの時はスペシャルウィーク号とインディジェナス号との

組合せの馬券(配当金は230倍)を特券(千円券)で2枚持っていて

ゴール後の判定が写真にもつれた時はドキドキと心蔵が高鳴って、

死ぬかと思った。

退院した時の生活指導で、刺激の強い遊びはダメ、

と言われていた事の意味が、まさに実感出来た瞬間だった。


夢をもう一度。

あれから12年が経った今年も、病後の体に鞭打って参加しようと思う。

そこで今日の昼間、買い物に行く女房に付いて

ホコリを被った競馬通帳に電話投票資金を入れに行ったら、愕然たり。

土曜日の出納は不可との事。これは参った。

事前に済ませておけばよかったのだが、

昨日はペイデーの銀行混雑に体調不良が重なりヤメにしておいたのだ。

では、どうしよう。

まさかこの体で一人で行くわけにはいくまい。

とすれば女房に同行を頼むしかないので、

吉「あのさあ、電話投票が出来ないから一緒に中山へ行ってくれよ」。

女「嫌よっ!、何でアタシが行かなきゃなんないのよ」。

吉「当たったら何でも買ってやるよ」

女「生意気言うんじゃないわよっ、当たった事なんか無いくせに!」

だって。

毅然たる態度で断られてしまった。

チキショー、斯く成る上は仕方がない。

オレも男だっ!、這ってでも、一人で行ってやろうじゃねえか。


というわけで、

明日は十年ぶりに中山競馬場へ勝ち馬投票をしに行く事と、相成った。

準備に抜かりはない。

タネ銭(約壱萬円)、飲食と駐車場費(伍阡円)、赤鉛筆、

馬柱を読む為の老眼鏡、序でにデジタルの馬鹿チョンカメラ、

全部リュックサックに詰めた。

そうそう、

1988年のジャパンカップの、

オリジナルハンティングも被って行かないと。


もしかしたら、今世で最後となるかもしれない競馬場行きだ。

楽しみで、今晩は眠れそうにない。












2011年11月26日、ジャパンカップ競走前夜。

吉右衛門。



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