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職場が賑やかになってきたので、カラオケ倶楽部を作ろう、の巻。


2011.09.04。


今月の1日から、新しいスタッフを2名迎える事が出来た。

これで今年になって加わってくれた方は、6名。

それに対する退職者は今年、節目(結婚、家事都合)を迎える方

が居たりで、4名。

これを相殺すると、昨年末より2名も増えた事と成る。

元来が10名前後と小規模でやってきただけに、2名も増えたって

事は大変な事だ。

では何故、人を増やしたかと言うと、世の中の不況に影響されて

よい人材がウチの事務所の門を叩いてくれた事とエースの鶴嬢が

抜けたから。

何はともあれ、これでウチの事務所の所帯も12名となり、創業

以来最高の労働人口と、相成った。


この12人が全て男性であればユニフォームを作って野球チームを

結成となるのだが女性ばかりだから、そうもいかない。

実は数年前に野球チームを作ろうメンバーを集め、名前も「瑠璃

色フライヤーズ」としてユニフォームを作る所までこぎ着けたの

だが、顧問の先生から部外者ばかりではダメ、と許可をもえな

かった経緯もある。

そこで近々、カラオケ倶楽部を立ち上げようと思う。

倶楽部員はオレ、ニコタマゴロウ、きしめんのB子さん(仮

名)、夢夢ちゃん(仮名、読みはムム)、それとOGのピーナッ

ツも呼んで、5名。

B子さんは懐メロも歌えるらしいから期待がいっぱい、演歌も歌

えると更に嬉しいのだが……。夢夢ちゃんも何かを歌うっていっ

ていたのだが残念ながら、オレにはわからなかった。然し、彼女

の出身高校からは多くの芸能人が排出されているから、演歌もい

けるかもしれない。浄蓮の滝も近そうだし……。

それから、ひこ坊と伊東セリカは生意気にも、

「歌は歌いません」だって……。

然し、ひこうき雲には中森明菜を覚えさせるつもりだから、

やらせる予定。


11月には、開催しましょう。


2011年09月04日(日)

吉右衛門


十周年の食事会。


2011年08月22日。


春に出来なかった十周年の食事会を

小伝馬町の場末の安酒場で行う。

当日は、獅子丸の永年勤続の慰労を兼ねた為

ゲストにも来場貰いました。


美冬に花束を渡され、


鶴嬢に来て貰い、


ピーナッツにも駆けつけてもらい、


最後は愛弟子のひこうき雲に手紙を渡され、


いい時間でした。

ありがとうございました。


獅子丸パパ。



懐かしのあの人シリーズ。ピーナッツと再会、の巻。


2011.08.11。


ピーナッツとの再会を果たすべく、渋谷へと出向いた。

事の起こりは、スミレと古墳の里へ出掛けた時の事。

そこで彼女からピーナッツの近況を聞き及ぶに至ってから、

無性に彼女と逢いたく成ってしまった。

そして、逢いたくて堪らない気持ちが募り、電話を試みるも、

いざと成ったら腰が砕ける意気地のない、オレが居た。

世間様には誤解をされている向きもあるが、

オレはシャイで人見知りをする。だから、こう言うのは苦手だ。

それでも蛮勇を奮って電話をしたら、生憎の不通。

そうだ、そうだった、

彼女は携帯電話を傍に置いておく習慣が無いのだ。

ガッカリしてションボリしていたら、

翌日彼女から待望の折り返しが来た。

小躍りして、取った受話器に飛込んできたのは彼女の明るい声。

今と成っては何を話したか、忘却の彼方であるが、

それからは不定期に手紙をもらえるように成り、

今日の逢引と成った次第だ。


オレは古いヤツだから、

いくら以前にボーヤを遣らせていたとは言え、

半年ぶりに逢うのには、緊張を要する。

それでも見栄を切り最低限の礼は尽くそうと、

床屋に寄って身だしなみを整え、

何処かの待合いに腰を掛けて彼女を待ったのだが、何故かこの時、

出逢ってから別れるまでの一年足らずの時間が鮮烈に蘇って来た。


新卒の彼女と始めて会った時の面接、入社前の巨牛荘での時間。

カラオケでオレの好きな、星影の小径を歌ってもらった事。

依頼しておいた仕事を間違えられ、はり倒した事。

九段の炉端屋に行く道すがら、号泣されて往生した事。

電話営業で見事成果をあげた時に、褒め讃えた事。

戸面原ダムの看板を相手が喜ぶほどに、一生懸命作ってくれた事。

大仕事終えた翌日に細やかな贈り物をしたら、感激してもらった事。

そして一番の思い出は、

過労で倒れられた夜と翌日見舞いに行った時の事だ。


そう、あの日は茅ヶ崎駅を降りたら雪が舞っていた。

そんな中、地図を見ながら探し当てたお宅はモダンな建物だった。

玄関の前に立ち呼吸を整え、躊躇いながら呼び鈴を押した時の、

心臓の高鳴りようと言ったら、なかった。

そして、突然の来訪に驚かれたご家族に非礼を詫び、

招き入れてもらった後、

オレに出来る精一杯の、謝罪の言葉を述べた。

然し、ご家族から返ってきた言葉は意外だった。

彼女は家庭で職場の事、仕事の話しを日常的にしていたらしく、

それは、彼女をお預かりしていた事への謝礼だった。

そんな武士の情けと言うか、寛大さと言うか暖かさに触れてしまい、

オレは、どうにも身の置き場が無くなってしまった。

居たたまれずに辞去した後、頭を冷やそうと雪の中を、

お宅からほど近い菱沼海岸に向かい、とぼとぼと歩いて行った。

その時、聴いていた音楽がコレ。


オレはあの時、

失ってはいけない、大事なスタッフを失ってしまった。

そう思うと何かドラマの主人公にでも成った気がして、泣けた。


そのピーナッツと、もう直ぐ逢える。

そう思うと逢う前から、不覚にも涙ぐんでしまった。


ピーナッツがやって来た。

満面の笑顔で、

「ご無沙汰していますっ」と挨拶をもらった時は嬉しかった。

早速、近所の鉄板焼き屋へ行き、旧交を温めた。

近況であるとか、まあ、いろいろ……だ。

そしてアッと言う間の2時間が過ぎ、一件落着。

最後、

東横線の渋谷駅で別れたのだが、

相も変わらず随分と気を遣ってもらった時間だった。

今と成っては、大した事は出来ないけど、

オレに出来る事があれば、何でも遣らせてもらいたい。

彼女とは、また逢う。


長く成ったので、もうヤメる。

そうそう、ヤメる前にだが、彼女の今の写真を載せておく。

髪型が少し変わっていたかなあ。















開業して十年が経ち、その間にいろいろなスタッフと巡り会えた。

オレも、あと2年で引退。

2年なんか僅かな時間だから、

こうしてラピス・ラズリで縁のあった連中に逢っておこうと思う。

さおりちゃんには春に逢えたし、画伯は南米だし、

となると逢っておきたいのは毎春、律儀に年賀状をくれる、彼女だ。


2011年08月14日(日)

吉右衛門。


寿司屋探訪シリーズ、其の参。


2011.08.11。


今回の訪問先は築地にある、寿司大さんの別館。

連れは、自分のリクエストの応えての服装で来てくれたひこうき雲。















予約時間の18時に入店。

以前と違い混雑率は70%ってところか。

自分は今回この店は三度目であるし、と気軽に席に着いたのだが

連れが若いお嬢さんである事から、何かと世話を焼かないといけない。


先ずは飲み物。

「何か飲む……?」、と尋ねるも

「お寿司が食べれなく成るからいらない」と言う。

それでは、と特選お任せの14巻+巻物6巻でスタートしたのだが、

食べる食べる、本当に美味しそうに全部食べて

更に北寄貝、新子、大トロ2巻までを追加で平らげてくれた。


これだけ美味しそうに沢山食ってくれると、

誘った甲斐があったってもの。

帰路に築地近辺を散歩して、一件落着。


今度は、彼女を本所の洋食屋に連れて行く。


追記、

今回で3回掲載の寿司屋探報シリーズは

早々とよい店に出逢う事が叶いましたので、これで終了です。

ご愛読、ありがとうございました。


次回からは、懐かしのあの人シリーズです。

昨日、逢引をしてきました。

こちらもよろしゅうお願い致します。



吉右衛門。



吉右衛門の営業日誌、これが豆腐屋だっ!の巻。


私の趣味はへら鮒釣り、野球観戦、それに営業です。

へら鮒釣りと野球観戦は、これからの人生いつでも出来ますが、

営業は再来年夏、還暦を向かえるとともに鞄を置くつもりなので、

其れ以降は出来ません。

故に泣いても笑っても、残り2年間しか出来ない営業に、

今は、全力投球をしています。

そして、これから記す事は、

飛込み営業で生きて来た老兵が書く、最後の日誌です。


2011年07月26日。

埼玉県の秩父に営業先があるとの情報を仕入れ、向かう。

助手席に座らせるのは、我が営業人生最後の部下の、恩田スミレ。

9時半、

今年から数年ぶりに再開した飛込み営業だが、

残念な事に、まったく成果が出ていない。

其処で、今日こそはと気合いを入れて、いざ出陣。

経路は竹橋から突入し美女木、大泉を経由して関越道を西下する予定。

長い車中、四方山話をしながら向かうが、どうも途切れがちに成る。

沈黙が長く成ると、今日の営業を想像して緊張が過ぎてしまうので、

隣のヤツに、「オイっ、歌でも歌え!」と命令調で言うと、

いつもは知らん顔をして外の景色を眺めているくせに、この日は

「いいんですか、じゃあ人生いろいろを歌うので、

お客さん手拍子をお願いします」だって……。

えっ、お客さんってオレの事か……?。

然し、手拍子を頼まれても運転をしてるから手を離せるわけがない。

でも、折角だから、大きな掛け声で

「スミレッちゃん!」と言ってやると、

歌詞をなぞるように歌いだした。


お粗末さまでしたあ。

頬をマゼンタ色に染めるスミレちゃんに、

パチパチパチパチパチパチッ!

思わずハンドルを離して大拍手をおくった。

これだけ艶っぽく歌ってもらえると

天国の浜口倉之助先生や中山大三郎先生も、さぞやお喜びだと思う。

そして更に思う、コイツは若くて大した苦労もしていないのに、

何でこうも情感的に歌えるのだろうか、と。


11時半、

現地到着。普段は緊張で震えるのに、

さっきの歌が効いたせいかリラックスして、

飛込み営業に突撃……無事終了、上手くいった。

そして、間を置いた2件目も上々の出来で、終了。

今回は次回への足がかりも確保できたし、満足満足で一件落着。

いつものようにスミレに、

「今日のオレの営業の、あがりどうだった……?」と尋ねると、

「ううん、まあまよかったかな」だって。

この野郎、評論家になったつもりでいやがる。


14時、

いつもそうだが、スミレを連れて行く時には、

必ず営業先の詳細な下調べと食い物屋を調べさせておく。

そして今日行く所は、人気の豆腐屋との事。

ナビゲーションを操作して到着してみると、成るほど結構な佇まい。

如何にも、これが豆腐屋だっていう感じ。

入店すると14時だと言うのに、満席で待合いで待つ事に。


これはお店の、渋い正面図。

メニューはこれだけ、豆腐定食。

中央にあるのが名物のざる豆腐、相当に旨かった。

デザートの、何か(忘れた)と豆乳。

地場の飲料水、秩父サイダー。

艶歌のうまい、恩田スミレ。


今日は営業が上手くいったし、旨い豆腐も食ったし、

もう1件寄ろうと天然の氷屋に行ってみたが何と、2時間待ちとの事。

それでも、折角来たから待とう、と言ったら彼女に言われた。

「オジちゃん、帰りは天城越えを歌ってあげるから、もう帰ろう」、と。

ハイハイ、そうしましょう。


お仕舞い。


吉右衛門。


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