近況です、の巻。　　　

ご無沙汰しております、吉右衛門でございます。
早いもので釣行記を休載している間に、乗っ込みシーズンの到来と成りました。それに釣られたわけではありませんが、小生の方も長かった冬眠から漸く抜け出せそうな気配です。そこで、今季の釣行を始める前に、現状というか近況の報告を致します。

昨年暮れの番外篇で記した通り、昨秋は散々であった。
それまで仕出かしてきた悪行の報いが噴出して、心蔵病が再発するわ、人身事故を起こすやら、で、生きた心地さえしなかった。
特に退院後の一ヶ月、そう、釣行記の番外篇を記していた頃が最悪で、歩く事、喋る事がままならず、喜怒哀楽がまともに心の臓を直撃して往生する事、この上なかった。
それが師走に入り週一回のリハビリを始めてからというもの、緩やかではあるが上昇カーブを辿り始め、二月の検査ではキャッチボール、ボーリングの類いなら許される所まで回復してきた。これは正常の値から推察して大凡80％らしい。そうそう、リハビリで何としているのかと言うと、別に驚くような事をしているわけではない。体力回復検査で算出された負荷を掛けた自転車を四十分漕ぎ、更に筋力トレーニングを二十分行っている。
過日、同じ病院（東京大学医学部附属病院）で手術を受けられた陛下とも、恐れ多い事ではあるが並んで自転車を漕ぎたかったのだが、生憎、陛下はリハビリにはお見えにならないようだ。
それは兎も角、現状は、概ね順調のようで、来月（四月）中旬の検査入院の結果次第では、大きく前進出来そうだ。

次に事故の事。
こちらの方はと言えば、自分は加害者の立場にある。
当然の事だが、加害者が負うべく義務は民事上、刑事上、行政上についての責任。このうち民事の方は相手方の安否を気遣い一刻も早い回復を祈るばかりで、保険会社の担当にお任せしている。
次に刑事処分であるが、一月三一日に東京地検に出頭し交通課の方が作成してくれた調書に基づいての確認が行われ、後日、略式で下される処分に同意してきた。これで、近々、裁判所より送られてくる通知に従って罰金を払い込めば終了となる。
最後に行政処分であるが今月（三月）の十三日に幕張の運転免許書センターに出頭し免許証を預けてきた。受けた行政処分は運転免許停止期間六十日。この処分は講習を受講する事によって期間短縮を図れる制度もあるようだが、今回の場合、相手の方を二ヶ月間も入院させてしまっただけに、制度の利用には、強い躊躇いを感じている。

こうして今、ザッと殴り書きをしてきた事を纏めてみると、四月に検査入院をして何事も無ければ、五月の中旬には運転免許証も戻り、釣りに行ける段取りとなりそう。

話は変わるが、実は二月の半ばから密かに釣行を計画していた。
あれは一月の定期検診の折り、先生に「釣り堀で暖かいの日の陽溜まりで数時間」を条件に釣りの許可を願い出た。
これには二つの理由があって、一つ目は昨年夏に企画したまま放置していた「ポイントマップ看板」を釣り堀に向けて営業をすること。然し、自分は恥ずかしながら底釣りが出来ない。それが、そんなレベルで池主さんを相手に営業をするのは、何ともマズイだろう。そう思って、練習と言うか勉強する機会が欲しかった。
それと二つ目は、休載中であるのにも関わらず、このホームページに日々、十数名の方が訪ねてきてもらっていること。
突然ですが、これについては改めて御礼申し上げます。
ありがとうございます。
それが申し訳ないので、何か釣り以外の事でも書こうと思ってみたが、上手くいかない。そもそも、何を書いてよいかが分からないし、題材すら見当たらない。となると矢張り「釣行記」にいきつくわけだが、これを書くには、釣りに行かねばならない…。
というわけで、閑話休題、
廻り諄くなってしまったが、先生から返ってきた返事は、
「寒い日でない事、脱水症が懸念されるので水分を充分摂る事」を条件にＯＫが出た。
そこで三回ばかり段取りをつけ、試みようと思ったのだが、選んだ日が悪かった。何れも凶と出て、実行するには至らなかった。
そんなこんなで、竿初めが随分と遅く成ってしまったが、戦線復帰を果たせた折には、楽しもうと思う。
皆様、５月の中旬から再開します。
どうぞよろしくお願い致します。

お仕舞い