吉右衛門へら鮒釣り2015

  ◎第十三回釣行
8月07日(金)。

笹川湖。
ダムサイド。
笹川ボート。
晴天、猛暑日、中風。
気温/35度、水色/小濁り、水位/0.5m。 

「今年も大きな魚が棲む人造湖にやってきた」の巻。

館山道を君津ICで降りて、県道92号線を東南の方向に下っていくと、東粟倉の交叉点に出る。
多くのへら師は、この交叉点をそのまま進みへら鮒釣りの名所である三島湖、豊英湖に向かうのだが、今回のわたしはそちらへは向かわない。ここから房総スカイラインに乗り、さらなる山の中へと入る。そこにある大きな魚の棲む人造湖、笹川湖へ向かうためだ。
さて、これから笹川湖の記事を書くのだが、困ったことができてしまった。今年も呼称のことに触れざるを得なくなったのだ。
毎年同じことを記しているが、この人造湖には笹川湖と片倉ダムというふたつの名称がある。とても紛らわしくてややこしい話であるが、わたしはこの釣行記を綴るうえにおいて、一昨年は「笹川湖」、昨年は「片倉ダム」と表記した。
一昨年の表記を笹川湖としたのは、この池の根幹をなす河川が笹川であることに基づいたのだが、この呼称があまり世間に認知されていないことを知るに及んで、昨年は通り名を優先して、片倉ダムにした。それであれば今年もそれを継承すればよいのだが、最近になって、ちょっとしたことが頭に引っ掛かってきた。
これは大した根拠のない、「吉右衛門説」であるが、へら鮒の愛好家はこちらを笹川湖と称し、ブラックバスの愛好家は片倉ダムとしているようなのだ。
わたしの周囲にいる釣り師の数などタカが知れているが、へら鮒の愛好家でこちらを片倉ダムと言う人物はいないし、逆もまた然りだ。
随分と前文が長くなってしまったが、わたしも分類上はへら師の端くれ。そんなわけで恥ずかしながら、今年から再び、笹川湖に戻させてもらいます。ごめんなさい。

八時。
笹川湖、笹川ボート桟橋。
桟橋へ出た。
早いものでわたしがこの池で竿を出して、かれこれ三年になる。
ポイントは行動範囲が釣り舟屋の周辺に限られているため、よくはわかっていないが、段取りの方はわかってきたつもりでいた。しかし、先ほど失敗をやらかした。
今年からカートの運転ぐらいは自分でやろうと挑んでみたが、ブレーキの操作がわからず坂の入口でリタイヤ。土手に乗り上げて結局、大旦那に世話を焼かせてしまった。
さて、今回の笹川湖であるが、三日後の月曜日にもやって来る予定でいる。ポイントは昨秋に経験した「ダムサイド」と、わたしにとっての未踏の地「岩ノ谷」で竿を出すつもりだ。
しかし、釣況の方はあいにくと不調なようだ。
先ほど事務所で釣果が記されている帳面を捲ってきたが、ここ数日の記載がなかった。それを反映してか、今朝出漁したへら鮒系の釣り客は、一人。その辺りのことを考えると今回の行き先は、ダムサイドにした方がよさそうだ。その心は、こちらの方が少しでも釣果が見込めるからだ。

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本日の入釣場所の、正面図。
対岸のズウダ親水公園下に、この唯一のへら師がいる。

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同上、視線の位置からもう一枚。

 
マークした地点は大まかです。
正確性は欠如しております。
Yahoo!地図より。

☻釣況。
・目標 /鮒属の型をみること。
・釣り方/二本半~一本、両マッシュ。
・釣り竿/朱門峰嵐馬、十四尺。
・浮子 /萱製。
・釣り糸/2号。
・鉤素 /1.2号、400粍+600粍。
・釣り針/巨べら針 16号。
・持参餌/マッシュポテト、マッシュ団子、浅ダナ一本。
・納竿 /十五時。

九時。
笹川湖、ダムサイド。
ここに舟を結ぶのは昨秋以来のこと。
あの日は竿を誤って持参したこともあり、折角の釣行が台無しとなった。それだけに今回は何としても鮒属を釣上げたい。大袈裟に言えば、あの日の雪辱戦でもある。
竿はあの日以来、未だに進水式を終えていない十七尺を出すつもりでいた。が、残念なことに時計を見ると九時を回っている。
そこで進水式は三日後の岩ノ谷に延ばして、今回は仕掛けのある十四尺で始めることにした。
そんな経緯で準備を始めた十四尺であったが、いきなりのアクシデント。チョーチン仕掛けで餌落ち目盛りを確認していたら、根掛かりが発生。折角の仕掛けを作り直すハメとなった。お陰で仕掛けを一組駄目にしたが、深い棚には危険が潜んでいることがわかった。
そして、やっと準備を終えた、九時四十分。
最初の餌を投げ入れた。
取り敢えずの浮子下は二本半。
ここから状況を窺いつつ、二本から一本半。そして浮子の動向次第では、一本にすることも視野に入れている。
そんな絵空事を描いているが、果たして浮子が動くかどうか。

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本日の入釣場所を、側面から見た図。
この写真は帰路に撮った。

正午。
浮子が動かない。
餌を打ち始めて二時間半になろうかというのに、可哀想なくらい動かない。浮子が立上がってから餌が落ち着くまでの間、まったくの無反応。それだけに、トップがノンストップで沈んでいくサマを眺めているだけだ。
しかし釣りを始めてから、まだ二時間半。
希望を捨てたわけではない。
前半戦は餌がなじみこむや、すぐに切ってしまっていたから、浮子が沈んでいくサマしか見ていない。そこで、浮子が沈むのを往路。浮子が上がってくるのを復路として、後半戦は、復路のサマも確認したい。
そんなことを考えていたら、悪いことに風が出てきた。
その影響からか、浮子が流され始めた。しかも、流される速度がやけに早い。
これは風の影響だけだろうか…。
風を計算して、浮子を左前方五五分の位置に着水させても、すぐに穂先の真横まで流される。
もしかすると、放水が始まったのかもしれない。
そうだとすると、これは厳しいことになりそうだ。後半戦にも暗雲が漂ってきた。

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本日の入釣場所を、対岸から見た近景図。
この写真は帰路に撮った。

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同上、遠景図。

十五時。
本日ただ今の釣果、零。
今回も辛くて厳しい釣りだ。
釣れないだけでなく、浮子が動くのさえも見れていない。
三時間くらい前に復路の動きを期待したが、なにもなかった。
浮子下を二本から一本半に上げてみても、おなじだった。
しかし、突然ということもある。
それを期待しているのだが、どうやら、それもなさそうだ。
終戦記念日が近いからいうわけでもないが、万策尽きて、わたしの釣りも天佑神助のみの展開となってきた。
昨秋、ここに舟を結んだ時は、一度だけ浮子が動いた。その唯一の魚も水際でバラしてしまい、オデコに終わった。
今回はそれを雪辱するつもりでいたが、無情にも返り討ちにあったようだ。先ほどから未練がましく、餌が無くなるまでとか、最後の十投とか言って納竿を先延ばししてきたが、どうやら死に時がきたようだ。これ以上、竿を振ってもどうにもなるまい。
今回も何の成果が無く終わった。
そして愛用の道具を仕舞うと、ため息がでてきた。
今年の夏は厳しい。苦難の連続だ。
前回は這々の体で最後の最後に一枚釣上げたが、厳しい釣りだった。前々回は終盤の一時間にこそ見せ場もあったが、厳しかった事に変わりはない。さらにその前の底釣り擬も言うに及ばずだ。
そして今回はその究極とも言えて、浮子が動くのさえ見ることが叶わなかった。
これでは、いくらわたしが釣れないのを常としていても、さすがに堪える。
どうやら、流れを変える必要に迫られたようだ。
とりあえず、次回の岩ノ谷は白紙にしよう。
そんなこと考えて、一件落着。
悄然たる思いで桟橋へ戻る。

お仕舞い。
☻本日の釣況。

・09:40~15:00、14尺 二本半~一本/0枚。

☻2015年データ。
・釣行回数/13回
・累計釣果/58枚。


2015年08月15日(土) 。
吉右衛門。



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