彷徨、そして迷走の、の巻。
2011.09.22。
昨夕の事。
月末が近いのと週末の連休に備えて、仕事を自宅ですべく早めに事務所
を出る。
16時45分、国鉄総武快速線馬喰町駅に着くと既に電車は停止していて
駅員さんが振替輸送の切符が配布している。
これは大変、京成電車で帰れねば、と都営浅草線東日本橋駅から浅草線
に乗車。震災翌週の事を思い出しながら揺られていると、何と一駅目の
浅草橋駅で停車。然も、大風の影響で地上部の電車が運転を見合わせた
との事。こんな事なら都営新宿線で本八幡に向かった方がよかった、と
後悔。
さあ、どうしよう。適当に地下鉄は稼働しているみたいだから、新宿線
に戻り本八幡からタクシーで帰るか、タクシーが探せなければ馴染みの
鮨屋で時間を潰し総武線の運転再開を待つ。或は半蔵門線で錦糸町に出
てタクシーを待つ。まあこんな処が頭に浮かんのだだが、気になるのは
自宅に送った仕事の処理。取り敢えず地上に出て、タクシーが居れば乗
せてもらおう、と出てみたが凄い風雨で自慢の∅2.400の傘でもどうし
ようもない。嫌、それどころか差し続けていれば命の次に大事な傘が、
壊れてしまいそう。そう思って途方に暮れていたら、都バスがやってき
た。行き先をみると南千住行き。今、置かれている優先順位は屋根の下
に緊急避難する事だから、有無を言わさず乗車して帰路経由を思案して
いると、次は蔵前、との車内アナウンス。このアナウンスに反応して、
大江戸線で森下を経由して新宿線に乗ろう、と乗換て森下までやって来
てみたら、想像を絶する凄い人ごみ。それでも3車両待ちで満員寿司詰
めの車両に強引に乗車。大学時代、ラグビーをやっていてよかった。
さあ、これで帰宅に向かって大きく前進したぞ!、と頭のなかに鮨屋の
親方の顔が浮かんだ瞬間、またも車内アナウンス。内容は地上部の船堀
付近が大風の影響で運転を取りやめたとの情報。
まいったなあ。この状態で何時動くかわからない車内にいるわけにはい
かない。再び地上に出て、宝くじの確率のタクシーを待つが、敢えなく
ギブアップのハメ。
仕方が無い、根性無しの愛車ベガで帰ろう、とまたも大江戸線に乗り御
徒町経由で小伝馬町へ戻る。
さっき森下で可成りの時間、タクシーを待っていたお陰でパンツまで
ズブ濡れに成った。事務所に戻って暖をとろうかと思ったが、それは
あまりにも格好が悪い。
依って、とぼとぼ歩いてベガの家に向かう。
これは19時45分の事。
いろいろな意味で、お粗末様でした。
お仕舞い。
2011年09月22日(木)
吉右衛門。
お母さんが面白かったっていってました^^