吉右衛門の闘病日誌、二日目の巻。


病院の消灯時間は21時。

昨夜は新参者であるが故に、これを忠実に守ったものだから、

午前3時に目が覚めてしまった。

さあ、困った。

今日はカテーテル結果だと言うのに寝不足ではマズイ。

そこでiPodに入れてある中森明菜を子守唄にして頑張ったみたが。

その甲斐なく、夜明けを迎えてしまった。


6時、

「眠れましたか?」、夜勤の看護師さん登場。

まさか、眠れませんでした、

と言うのもなんだから「ハイ!」とだけ応えておいた。

「8時半に、迎えにきますから、

手術着とT字帯だけで、待っていてください。

こう言い残すと脈と血圧を測って行ってしまわれた。

それから新聞を買いに行ったり、

漫画を読んだりで過ごしていると女房と娘がやってきて、

俄然、賑やかに成る。

さて、そろそろ時間。

ココでT字帯を着ける段に成って思い出した。

そうだ、そうだった。昨日若い看護師さんに剃られたのだ。

それにしてもその最中、本能的な反応が何もなかった。

と言う事はご愁傷様だが、

アチラの方は枯れてしまったのかもしれない。


9時、

車椅子に乗って手術室に到着。

待ち構えてくれていた5名の先生方に何度も何度も姓名確認をされ、

カテーテル検査開始。

自分の位置からはモニタは見えなかったが、大凡50分で終了。

さて結果であるが、残念でした。

矢張り、昨日の女医さん予言通り異常が見つかり、

手術は回避出来なくなった。


10時、

部屋に戻ると右手に添え木、

左手には点滴の針を通され身動きが封じられた。

近々、美冬とスミレが見舞いに来てくれる、

と言うので院内の床屋で、

山賊のようになっている頭を整えたかったのだが、

これは断念と成ってしまった。


12時、

昼食。 自力で箸が持てないので女房に助けてもらったのだが、

食べさせ方が、何故か上手い。

そうだ、

ウチには小さな子どもが3人(犬)も居るので彼女は慣れているのだ。

それにしても60を前にして、このザマ。

隣で娘が笑ってた。


13時、

家族が食事に出掛けたので、

松方弘樹主演の「実録大阪電撃作戦」を鑑賞して過ごす。

何だか力が湧いてきて、面白かった。


突然であるが、段々、手が痛く成ってきたので、もうヤメる。

そうそう、手術日は木曜日と成った。


お仕舞い。


2011年10月18日。

吉右衛門。


コメント / トラックバック1件

  • ニコタマゴロウ:

    こちらの投稿は、
    チーム吉右衛門・ニコタマゴロウが代理に投稿しております。

    吉右衛門さま、明日は頑張ってくださいねー。

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