吉右衛門へら鮒釣り2015

  ◎第十四回釣行
8月07日(金)。

亀山湖。
川面台。
ボートハウス松下。
天候/晴天、朝のうち雨、中風。
気温/31度、水温/31度、水色/小濁り、水位/2.0m。 

「快挙!壱尺半を釣り上げた」の巻。

はじめに。
今回の記事を書き始めるにあたって御礼を申し上げたい方々がおりますので、それをここに記させて戴きます。
わたしに浮子を選んでくださいました、千葉市のへら鮒専門店、黒ベゑのご主人。
そこに居合わせ、わたしに地図を書いて懇切丁寧なるポイントの説明してくれたお客さん。
昨年、笹川湖で知り合い幾多の壱尺半を仕留めている、某大手釣具店の店長をされている新座の名人。
そして毎週素敵なブログを更新してくれている、とーちんさん。http://ameblo.jp/love-herabuna-fishing/
お陰さまで、初めての亀山湖でしたが、みな様から頂戴した情報を糧に無事釣行してくることができました。
ありがとうございました。
また、見知らぬ釣り場に出向く時は相談させてもらうことがあるやもしれませんが、これからもどうぞよろしくお願います。
(上記しましたとーちんさんと私は面識がありません。それだけにここにお名前を載せてよいか躊躇いがありました。もしも、このホームページがとーちんさんのお目に留まり、問題を感じられましたら、お申し付けくださいませ。速やかに消去させて戴きます。吉右衛門)

亀山湖が釣れているという。
この日わたしは、笹川湖の岩ノ谷で竿を出すつもりでいた。
それが三日前のダムサイド(第十三回釣行)の結果に消沈してい
た夜のこと。いつも拝見している新座の名人がこの情報をブログにアップしてくれた。
わたしは、この情報に飛びついた。
そして直ぐに、初めての亀山湖行きを決めた。
草鞋を脱ぐ釣り舟屋には、ボートハウス松下さんを選んだ。
理由は上述のお二人が利用しているのと、昨秋の或る日曜日、いつか亀山湖にもこよう、と下見にきた経験からだ。 
亀山湖に決めてからはインターネットで情報収集を始めた。
そこで出会ったのがとーちんさんのブログだった。とーちんさんは釣り舟屋からポイントを選定するまでの道のりを克明に綴ってくれていた。残念ながらわたしの釣技では、とーちんさんの釣技までは学べないが、なんとなく情景だけは頭に浮かべることができた。
そしてさらに幸運が続いた。
明くる朝。竹竿ファンにお馴染みの黒べゑさんへ出向き、亀山湖で使う浮子の相談をしていると、そこに居合わせたお客さんがご親切に地図を描いて説明してくれた。描いてくれたのは桟橋を出て川面台からトンネル下、そしてサッタ下を経由して笹川に続く道のりだった。この説明を受けたことで、わたしの中でとーちんさんのブログから描いていた情景が具現化された。

五時二十分。
亀山湖。
ボートハウス松下桟橋。
見上げた空は泣き出しそうな墨色している。それも大雨を予感させる濃厚なベタ色だ。
これは、ひと雨降るかもしれない。
そんな空のもと、わたしは焦っている。
先ほどから一番近いポイントである川面台の付近で、もじりが散見できている。波紋も幾重にも広がって大きい。しかも、あの辺りには格好の立ち木もあるようだ。
あそこに陣を張ろう。
そう決めて慌ただしく、よさげな舟を選んで乗り込んだものの、またもやらかした。舟が浸水の憂き目にあってしまった。
これは船底に栓をすることがわかっていなかった為のことだが、こればかりはこちらの世界の段取りを覚えるまでは、どうにもならない。
しかし、それは時間ギリギリに解決して、いざ出陣。
川面台が好釣な時は、隣の釣り舟屋から出てきた快速艇に占拠されることもある、と訊かされていたので、懸命に舟を漕ぐ。
数分後。案ずることなく、お目当ての場所が確保できた。
わたしが舟を結んだのは、桟橋を出てからYの字を左側に折れた右岸にある最初の立木。この場所がポイントして、どれくらいのランクであるのかはわからないが、期待は大きい。
準備をしていると、あちらでポコンっ!、こちらでポコンっ!、と桟橋で見た通り、幾多のもじりがある。魚種はわからないが、わたしの小さな胸は張り裂けんばかりになってきた。

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本日の入釣場所の、正面図。
先鋒、十七尺。
この竿のデビュー戦でもある。

 
マークした地点は大まかです。
正確性は欠如しております。
Yahoo!地図より。

☻本日の予定。
・目標 /鮒属の型をみること。
・釣り方/チョーチン両マッシュ。
・釣り竿/剛舟、十七尺。
・浮子 /雪月、パイプトップ十六号。
・釣り糸/2号。
・鉤素 /1.2号、450粍+600粍。
・釣り針/巨べら針 16号。
・持参餌/マッシュポテト、マッシュ団子、白べら、藻べら。
・納竿 /十五時。

七時。
亀山湖。
川面台。
亀山湖で最初のマッシュを投げ込んだ。
そして浮子がなじんでは切り、なじんでは切っていると、ひと呼吸おいたタイミングで釣り針が何かの魚に触れた。正確にはわからないが、触れたのは壱尺くらいの上層ではなかったかと思う。
空かさずそれに合わせて浮子をずらすと、直ぐに反応が出た。
そして餌を小さく丸めて付けると、とんとん拍子で、釣り針が魚を捕らえた。
やったか!。
一瞬、そう思ったが、残念なことに、それはぬか喜び。
水面に顔を出したのは、ブルーギル。
ガッカリしたが、うれしくもあった。開始早々、雑魚が釣れるような展開は記憶にはないからだ。
今日は釣れる!。
そんな気がしてきた。
この自分勝手な空想が緊張をもたらし、竿尻を強く握るっていると、墨色の空から滴が落ちてきた。

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雨が降ってきた。

雨がわたしを濡らす。
しかし、傘など差している暇はない。
浮子は動くし、間断なく、もじりがある。
あれからブルーギルを二匹釣った。しかし、浮子の動きの中にはブルーギルとは思えないものもある。わたしの粗末な文章力では表現できないが、これは?、と思うような魚信がある。
そして、その魚信があった。
浮子が沈みザマに、二節、鋭く入った。
それに合わせると、ゴツンっ!。
この確かな手応えは、なんだ?。
大きな魚であることは竿から伝わる重みでわかる。
しかし、竿が硬調子なせいか、あまり強い抵抗感がない。
それでも数分のやり取りがあっただろうか。
水面に出てきたのは、待望の、へら鮒であった。
今度こそ、やった!。
夢中になってこれを玉で掬うと、魚は思った以上に大きかった。
自家製の物差しで測ってみると、写真判定ながらも、壱尺半を超えていた。
バンザーッイ!。
これは快挙だ!。
夢にまで見た、大べらを釣りあげた。
時計の針は、午前七時三七分。
わたしなどには、とても釣ないと思っていた、壱尺半が釣れた。
うれしい…。
ずぶ濡れになりながらも、素直に、そう思った。

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壱尺半超え。

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背景は月毛橋。

八時半。
あまりの嬉しさに、一族郎党、親類縁者に記念写真を送っていたら、こんな時間になってしまった。
そして雨用の身支度に整えて、再開。
しかし、うかれている間にすっかり様相は変わっていた。
浮子は雑魚が動かす程度だし、あんなにあったもじりもない。
さらに雨があがると雑魚の動きも静かになって、朝の喧噪が嘘のような展開になってきた。
しかし、そんなことは、もうどうでもよい。
先ほどから顔は、ほころびっぱなし。
不幸だらけのわたしの人生。こんなに目出たい日は滅多にないから、うれしくて堪らない。
こんなに嬉しいことがあるのなら、今後も亀山詣でを考えなくてはならない。それを考えると必要なのは、ブラックバスの釣り客との折合いと道具。前者については、わたしの舟を避けてくれるバス釣り客への御礼と会釈は欠かさないように心掛けている。
以前、亀山湖のバス釣り客は浮子を平気で跨いで行く、と訊かされたこともあったが、そんなことはない。会釈をして礼を述べると、みんな笑顔で返してくれる。それでも、彼らの釣りを邪魔している呵責は残るが、それさえ呑み込めばなんとかなる。
問題は道具だ。
わたしが所有している大べら専用の竿は、今朝、進水式を終えたばかりの十七尺の他には、十四尺と十二尺の二本しかない。
しかも、専用と言えば聞こえはよいが、十四尺と十二尺は、戸面原、三島から転用してきた普通の竿だし、玉網も壱尺玉だ。
今後、大べら釣りを増やすのであれば、窮乏した生活をさらに切り詰め、道具を拡充する必要がある。

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次峰は、十四尺。

正午。
本日のただ今の釣果、一枚。
十四尺を出して再開。
竿を替えた意味は特にない。強いて言うならば気分転換とでも言うべきか。そんな意味不明の交換だったが、瓢箪から駒が出た。
十四尺にした数投目。
浮子が、何者かに、かっさらわれたかのように持っていかれた。空かさず合わせてみたが、猛然と突っ走られて、終わり。
腕相撲で審判員が、「レディー」と言った瞬間に薙ぎ倒されたかのような、呆気なさだった。
仕掛けを釣り直して再び挑む。
すると、それを待ちかねていたかのように、またも、かっさらわれた。今度はこそはと思ったが、ふいに昨年のことが頭をよぎった。へたをすると、穂先をもっていかれる。それを考えると、竿を立てねばならない。しかし、私の腕力ではどうにもならない。
そして、左手を介添えた瞬間、またも釣り糸が切れた。
この魚はなんだろう。
昨年、わたしの穂先を引き抜いていった馬鹿力のヤツ。そして、今回の無法者は同じ犯人だ。
おおよその目星はつくが、はっきりと正体を見極めるまでは、犯人の名前は文字にしたくない。
朝は待望の大べらを釣り上げ、午後は怪力魚と格闘ができた。
そんな充実の一日も、この後なにもおこらずに、一件落着。
最高の一日を終える。

お仕舞い。

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本日の入釣場所の、対岸から見た近影図。

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本日の入釣場所の、対岸から見た遠影図。

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お世話になった釣り舟屋、ボートハウス松下さん。

☻本日の釣況。
・07:00~12:45、17尺 チョーチン/1枚、
・13:00~15:15、14尺 二本半~/0枚、

☻2015年データ。
・釣行回数/14回
・累計釣果/59枚。


2015年08月15日(土) 。
吉右衛門。



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