雨天のち曇天のち晴天。
水温21度 水位-満水 薄濁。
三島湖 豚小屋下ともゑ桟橋前。
ともゑ釣舟店より出舟。
※グルテン以外での最高釣果を記録。
先週の釣果にちょっと落胆して梅雨明け迄自粛するつもりだった。事実、前日夕刻迄は全く予定もしていなかったのだが、不意に滅入る様な出来事が有り自宅に居る気にもなれず急遽出かけて来た次第。麓の雑貨屋さんで峠の向うの空模様を見ると鉛色の雲が重苦しくかっかている。この時点で4連続の降雨を覚悟する。
駐車場に着くと先客者は無し。オーナーさんが焚き火をしていたので挨拶して、「一人だと迷惑かもしれないので止めますか。」と問うと「明日の新聞に情報を入れるのでやって行って下さい。」だって。明日の新聞記事の情報を自分の様な下手糞の双肩にかけるともゑさんの不幸を笑ってしまった。トロロの使い方をオーナーさんに入釣場所の助言を番頭さんに貰い出舟。
入釣場所は、豚小屋下ロープの ともゑ桟橋前。この場所に竿を入れるのは初めてで、頭上のロープを見乍ら着舟。
さて、本日の予定は、団子で09:00迄に10枚、角麩で15:00迄に仕掛けの交換と昼食のロスタイムを入れて20枚を釣る亊。目標は合計30枚。降雨が無ければ其の後トロロもやろう。
05:35 第一投。10尺、天々、鉤素は450ミリと600ミリ、餌は、天々200+GTS200+グルバラ200+粘力1杯+水200+SD200。先週より粘力を減じて作成。
05:37開始早々釣れた。8分後に2枚目。先週より可成り魚が濃い感じ。結局06:35迄の60分で釣果は7枚。自分にとっては素晴らしい出足。目標の10枚も07:10に達成。ここで降雨。霧雨みたいなやつ。傘は不要も何故か釣れなくなり30分間追加釣果零で角麩に交換。
再始動は08:00。鉤素は100ミリ+600ミリ。バラケは先週と同じ段差バラケ300+マッハ200+夏50+水100。試験的にあまり圧を掛けずに水面に入れるとプワァーッと拡がる感じ。 第一投でいきなり脳天トンカチの尺。次も浮子が起きずに尺。ここで大粒の雨が・・・。急遽、傘を拡げ釣具に青いシートを掛ける。雨は中学の時に読んだ太宰治の「走れメロス」で、メロスが走った様な土砂降り。以前、雨対策にテントの購入を思案したが自分は狭所が苦手なので駄目。太った体を傘に窄める様に入れて続行。然し、天はまたも試練を与える。尺〜尺1寸級がドンドン釣れるのは良いが取込む度にズブ濡れに成る。舟に溜まった雨水を計量カップでかき出し乍ら09:00迄60分の釣果は10枚。暮れの放流後の釣りみたいなひと時を終えると雨が止み魚信も鈍くなったが、なんとか角麩での20枚目を釣ったのは10:45。予定より4時間も早く目標を達成したので、ここからはトロロの練習。バラケは同じもので鉤素の長さを200ミリと250ミリに替える。前3回の施行で釣れなかったのは針が大きかったのが因の様だ。
11:00トロロで再々開。浮子は何故か角麩の時より動く感じ。モヤモヤからツッで合わせると釣れたがトロロを食っているか不安。釣り上げると案の定バラケ。次も同じ感じでトロロへの針掛かりを期待するも、「残念でした。」またバラケ。結局12:55迄の120分で13枚釣るもバラケで5枚有った。餌を小さく付けると大きく強い魚信が有りトロロで釣れる感じ。オーナーさんが「餌が大きいとカラツンが多い。」との助言が少し分かった感じ。ここからは角麩で14:35迄8枚釣って50枚達成。15:00からは両団子で60枚を目指すと、これが好調で60分で7枚。16:10に大型を釣って満足して終了。大型はちょっとオマケして尺4寸だった。
桟橋で番頭さんに、上にあがってからは若旦那に随分を気遣いを貰った。舟を貸してもらった礼を言うと、語彙は違うが「おかげで明日の新聞記事に良い数字を出せます。」なんて云ってくれた。自分も小商いをしているので見習いたい。お仕舞い。
兎に角、入釣場所が良かった。魚が濃く、其の濃さが技量の足りない部分を補っての釣果だった気がする。58枚は三島湖で上から三番目の数字で以後暫く無いと思う。
然し、午後からの団子の釣りには少々活路が見出せたかもしれない。
10尺。
58枚。
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