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快晴
秋晴れ。
水温24度 水位- 6.0m 澄み。
三島湖 豚小屋看板升くずれ前。
ともゑ釣舟店より出舟。
※豚小屋の天窓から見た空は秋だった。
【今期1,000枚達成シリーズ 前編】
〜秋の豚小屋で餌の転換を試行した。〜
今回から、思い切って餌を替えてみようと思う。
団子餌で釣れない原因が餌だけに有るのではない事は重々承知だが、毎度、角麩頼りの釣果では仕方が無い。一度は諦めていた団子だが、再び、根本から転換を試みる事にした。
事の起こりは、然る人が、ひょんな亊から、ご親切に自分の為に餌の作り方を、懇切丁寧に実演してくれた。長く成るので詳細は端折るが、ボソ系を仮称A×2+B×2+水1.5+C×1+D×1で作り、シットリ系をC×2+D×2+水1.5+A×1+B×1で作る事。序でに餌の手直しもやってみせてもらえた。
「百聞は一見に如かず。」この貴重な糧をもとに頑張りたいと思う。
また、もうひとつ。前回迄の累計釣果を数えてみたら939枚。年頭の目標の1.000枚迄、のこり61枚。何となく手の届く処迄来た。次回が区切りの30回なので今回と次回で何とか達成したい。
午前四時。千葉の自宅でエンジンをかけ出発。
向う先は、今更記す迄もない三島湖のともゑ釣舟店。昨日、届いた香西かおりのCDを聞き乍ら、今日一日を想う。先ずは餌の事。
実は、教示してもらった4種の餌のうち2種を差替えて持参して来た。差替えた訳は、自分の狭小な器量を吐露する様で恥ずかしいので、記すのは止めておく。兎に角、違う餌での混合に成る。この配合の成否よりも、大きな心配は、出来上がりの感触を忘却しているのではないかとの不安。これが失敗すれば奈落の底に落ちる。よって滑り止めに角麩の材料も持参して来たが・・・・・。
次に釣果の事。次回で1.000枚を達成する為には、今回、最低でも30枚前後を釣り上げたい。最近の情報からは、とてつもなく大きな壁に感じる。この様な不安満載の釣行であり乍ら、今回は期待の方が大きいのは何故だろう。
そんな亊を思案し乍ら、麓の雑貨屋さんでお弁当を購入し、ともゑさん到着。
挨拶をし乍ら扉を開けると、若旦那が笑顔で「ちょっと空きましたね。」だって。最近は、何となくヨソもの扱いされなく成ってきた気がするのが嬉しい。釣果表を見せてもらうと、型は良いらしいが、あまり、かんばしくない。しかし、今日の自分は、いつになく積極的なので脱兎の如く、道具を持って桟橋へ。減水は6.0m迄回復したが、湖面はまだまだ下の方。楽に降りれる様に作ってもらった木製の階段を降下して舟に荷を下ろす。
六時、出舟。舟を漕ぎ出したのは自分ひとり。そんな時の行き先は、決まって豚小屋看板升のくずれ前。自分は、いつもひとりなので混んでる時や、例会の時は遠慮するが、誰も居ない時は気兼ね無く、ここに着舟する。
荷を解き、袋から出した竿は13尺。どーも中途半端な気がするが、ここで使わないと、暫く出番が無くなる気がしたので、竿に、気を遣っての選択。
さぁ、餌を作ろう。ベーシック×2+オールマイティ×2+水1.5+グルダンゴ×1+しめカッツケ×1のボソ系。出来た。しかし、こんな感触だったのかは、疑心暗鬼。まぁ良い、先ずはこれでやる。
ここで、竿と仕掛けをお浚いすると、竿は13尺。浮子は本体115ミリ+PCムクトップ225ミリの全長420ミリ。鉤素は450ミリ+600ミリ。
ゾクッ!と、期待しての第一投は六時半。あれっ、なじまない。6〜7節の予定が2〜3節。次もなじまない。そして今度は餌が抜け落ちた。あれれ!。こんな筈ではなかったが・・・・。ここで早くも手直し。前途多難な始動。正直、恥ずかし乍ら、期待ばかりで餌の事は殆ど不詳なので、今更乍ら、袋の説明書きを読み出す始末。取りあえず、一番麩の粗いオールマイティを足して修正。今度はなじみ幅が出た。しかも、初魚信の付録付き。次投の、餌落ち目盛り通過時のドンッ!で釣れた。大きさは約九寸で六時四十五分。ここから、間断なく釣れるが、針にかかる魚信は、一枚目と同じドンばかり。八時迄で7枚。先ずは好調。ここで目標を九時迄に10枚。正午迄に20枚。そして、午後三時迄に30枚釣り上げて、納竿とする。
八時ニ十分。番頭さんが常連らしき方と登場。同じ升に入釣している間に11尺に交換。九時前に予定の10枚目を釣り、直後に、この日最重の尺弐寸弐分を釣上げ記念撮影。
余裕が出たので、ここからは、もう一つの餌で有るシットリ系を試す。グル団子×2+しめカッツケ×2+水1.5+ベーシック×1+オールマイティ1。これは難しかった。先ずは、上手く、浮き下に餌を着水出来ない。出来ないから餌を足す事に。足した餌はグルダンゴ。餌はなじむ様には成ったが魚信が無い。結局十一時迄試行したが釣果零。これは、やめよう諦めよう。
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体高が有り、鰭の損傷すら無い。
この日、一番のグラマーな魚。It's beautiful。 |
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ここで、一服、昼休み。
ガサッ!。木の実が湖面に落ちた。黄色に染まりつつ有る葉もハラハラと舞い落ちている。鳥がさえずる。声の主を探すと、天窓の様な穴を見つけた。窓の向うは青空。秋だなぁ。しばらく見惚れてしまった。幸福の一コマ。
現実に戻り周囲を見渡すと、同じ升の隣に番頭さん。18尺で釣れっ放し。その向うに、この日の竿頭に成る市原在住の名人。この方も浅い棚で、ご機嫌の釣れよう。あとは桟橋に2名。ここの釣果の確認は出来ず。自分はと云うと、シットリ系の釣果零が響いて12枚。十一時二十分。再度ボソ系に戻して再開。
再開したら、今度は面白い程釣れた。正午迄8枚。しかも、検寸した訳ではないが尺上ばかり。すべて朝と同じドンの消し込みばかり。欲を言えば、落ち込みでの小さな強い魚信で釣りたかったが、それは贅沢。
正午。さて、午後の部はどーしよう。今迄、釣れた魚は20枚。魚は確実に上に居るから最短の9尺か、折角、大きな魚が集結しているので最長の17尺か。悩んだ末、出したのが何故か角麩の11尺。勝負に出た。残り3時間で20枚を釣上げ、次回での達成を確実なものにしたい。しかし、甘くは無かった、思惑は脆くも崩れた。結論から云うと十四時迄に釣果は1枚。基本的に魚信無し。たまに有るのはバラケへのモヤモヤだけ。そのうち寄って来て釣れだすだろう、とタカを括って、やめなかったのが大間違え。呆然、唖然の痛恨の2時間。
十四時半。角麩の失敗で殆ど戦意喪失。傷心のなかで出したのが17尺。しかし、これは、まずまずの釣果で納竿予定の十五時迄3枚。納竿を己に迫るも断固拒否して延長戦。ボツボツ釣れたが、岩盤の影が伸びて来て舟を包む。風も出てきて、止めて帰れと云っている。甘えさせてもらって十六時半迄頑張れば30枚の目標は成就出来そうだが、心を鬼にして十五時四十分、納竿。
陸に上がって若旦那に釣果を聞かれる。「どーでした???」「26枚です。隣の人は随分釣れてました。自分は角麩で釣れなかったです。」「そーか。角麩の季節は終わったのですね。」「えっ!。角麩は季節モノなのですか???」「そーですよ。これからはグルテンです。」だって。やれやれ。今日もお粗末くんでした。お仕舞い。
餌のモデルチェンジは想像以上に難易度が高かった。なじみが出ない。餌が針から抜け落ちる。これは、餌のつけ方と、餌に負担をかけない竿の振り方が未熟だった為だ。それと、餌の感触を忘却していた亊。依って、常に餌への疑念が消えなかった。次回は18尺のデビューを予定しているが、今日の17尺の扱いをみていると、ちょっと無理かもしれない。隣で釣ってた番頭さんは、竿を垂直に、まるで応援団が団旗を揚げる様にして、綺麗に湖面に入れていた。今度、教えてもらおう。
シットリ系が駄目だったのは、今日がボソの日だったのかもしれないが、零は酷すぎた。課題大。やり直し。
角麩の釣果零は無知が原因だったので仕方無い。
途中、角麩で、下手を売ってしまったが、緊張、興奮の一日だった。明日、餌を教えて下さった方へ「大満足で遊んで来れました。」と、御礼を云おう。帰路の車中に迄、興奮を待ち込めた楽しい一日だった。
13尺団子7枚(06:30-08:20)。
11尺団子5枚(08:30-09:10)。
11尺団子零枚(09:20-11:00)。
11尺団子8枚(11:20-12:00)。
9尺角麩1枚(12:10-14:00)。
17尺団子5枚(14:30-15:40)。
合計 26枚。
9寸〜尺三寸。 平均 尺一寸。 |
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