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晴天のち曇り。
水温23度 水位- 2.4m 澄み。
三島湖 豚小屋看板升くずれ前。
ともゑ釣舟店より出舟。
※泣き一回の延長戦。
【今期1,000枚達成シリーズ 続編】
〜今日も失速、大失速。〜
空の色が青いと、「いま、豚小屋に居れば、どんなに良いだろう」。と思う。
どんなに魚に冷たくされても、釣りに行きたい。そして、性懲りもなく出かけようとする。そんな、自分のココロが分からない。
今回は、前回で終了した「今期1,000枚達成シリーズ」の続編、泣き一回の延長戦。
前々回、前回の二回での釣果目標が61枚。結果は半分の31枚だったから、達成迄の残りは30枚丁度。前回で、己の能力も良く分かったし、ちょっと難易度高しの数字だが、天気も良さそうなので気楽に出かけよう。
午前四時起床。道具を載せて、千葉の自宅を出発したのは四時三十分。
行き先は、三島湖ともゑ釣舟店。距離は68キロ、時間は75分。ひまな車中で、ひとり、ひそかに、今日の課題を思案する。
先ずは餌の事。昨日、市川の釣具屋さんで餌を買い込んで来た。買った餌は、前回迄の4種にバラケ系を1種加えてみた。どれにするかと、悩んだ末に選択したのはミッド。意味不明な名前で敬遠したのだが消去法でこれが残った。ベースの餌に、これを絡めてみたい。課題のなじみ幅が増すかもしれない。そして前回迄の餌も作って比較してみる。技術的な事は、この他に18尺の振込の精度を上げる事。その他に、肝心な亊は、長閑な時間を求めに行くのだから、釣れなくても、気が荒まない様に戒める亊。
そんな亊を想い乍ら、麓の雑貨屋さんに着くと、なんと今週もバス。豚小屋がピンチ。店内の至る所での会話は、三島湖の亊ばかり。軽い目眩を感じつつ、恐る恐る、行き先を尋ねると「ロッジです。」だって。やれやれ「今週も隣か」と、ホッとした思いで、ジャガコロコロッケを食べて九十九道へ。
ともゑさん到着は五時四十五分。入店すると、夏にお会いした大常連の名人Kさんに「やあ、吉右衛門(仮称)さん、久しぶり。」なんて、声をかけてもらった。まさに恭悦至極。何と云うか、大スターの高倉健さんに声を掛けてもらった感じ。少年の気分に戻って、胸がドキドキしてしまった。桟橋でも、「豚小屋が釣れなかったら三ツ沢においで。」と、気を遣ってもらい、ありがとうございました。
さて、桟橋の事。出舟予定は6名。行き先は三ツ沢が3名。上流が1名。豚小屋は自分と、もうひと方。この方は桟橋前に着舟するそうだから、今回も看板下は確保出来た。してやったり。
六時。まったりとしたムードで出舟。
本日も無事、看板升くずれ前に着舟。着舟しながら隣の釣り船屋からの漁船団を待っていると、あれっ。1名しか来ない。それも桟橋前の一番奥に着舟している。案ずる事は何も無かった。
お店をひらく前に、静かな湖面を見ていると、魚が大きく跳ねて、跳ねた魚に「お前、性懲りも無く、また来たのか!」と、云われてしまった。云われても仕方が無い。釣れもしないのに三週連続で来ているのだから・・・・。
六時半。準備が出来た。竿は15尺。仕掛けは天々。浮子は、本体130ミリ+PCムクトップ245ミリの全長450ミリ。鉤素、450ミリ+600ミリ。餌は甲、乙の二種類作成。甲は、ベーシック×2+オールマイティ×2+水×1+ミッド×1。乙はベーシック×2+オールマイティ×2+水×1.3+グルダンゴ×1+しめかっつけ×1。先発は甲。
湖面に向かい「今日は、お手柔らかに」と、一礼してから、第一投。浮子のなじみ幅は予定の7節達成。こんな亊でも、出来る様に成ると嬉しい。喜び乍ら横を見ると、驚いた事に一緒に出舟した方が、既に2枚も釣っている。オイオイ、とんでもない人が横に居るぞ。呆気にとれらて、自分の浮子を見ると、嬉しい事に、こちらも反応有り。今日はやる気か!。「お願いしますよ」と頭を低く、打ち込んでいると、魚信っぱなしに・・・・。六時五十八分。ドォーン!と、浮子が湖底迄引き込まれる超消し込みで尺弐寸。釣れ続いて5枚目の達成は七時半。早くも先週の釣果に追いつく。余裕が出たので、餌の乙を試すと浮子が無反応に。レシピ違いの結果に驚く。そこで、餌を甲に戻して10枚目到達は八時四十分で尺三寸弱。さらに進撃は続いて九時二十分には13枚目を釣り上げる。この好調な様相に先週の悪夢は、忘却の彼方へ消え去り、顔もほころびっ放し。
九時半。ここで番頭さん登場。「今日は絶好調です。後で丈八の振り方教えて下さい。」この言葉を云ったあたりから、雲行きが怪しく成ってきた。そろそろ波が遠のくのか、と案じていた亊が現実に。浮子は動きっ放しでも空振りの連続。浮子が立つと同時に強い魚信で水没し、合わせてみても、手応え無し。餌を小さくした。鉤素も短くした。竿も11尺に替えた。しかし、苦労実らず全部駄目。
舟の下には、大きな魚が集合している。餌のバラケ様を、試しに落とすと、数匹が競い合って食べに来る。自分の浮子下も同じなのか?。そっとのぞいて見てみたい。
となりの、番頭さんは、「釣れない。食い魚信が無い。でも、これを喰わせるのが面白い。」と云って、餌を直して釣り出した。凄い!。自分には、とても出来ない芸当。それと何と云っても、振込が上手い。絵に成っている。葛飾北斎の世界だ。
苦心して、やっと釣れたのは、メシも食い終わった十一時四十五分。空白の二時間半。唖然、呆然、言葉無し。
十三時前、番頭さんが引揚げる時の、「長竿の方が釣れるよ。」この言葉に従い、18尺に替えると、振込がヘボなりにサマに成って来た。魚も2枚続けて釣れて、オッ!魚もやる気が出たか。と思いきや、結果は元の木阿弥、やる気無し。オマケに空振りも復活して打つ手無し。
十四時半。隣の方は、44センチを釣り、数も66枚の大漁。羨望の眼差しで、釣り方を聞くと、13尺で1本との亊。それを謙虚な語り口で説明してくれた。朝のKさんと云い、自分も、ああ成りたい。
十四時四十五分。事態は好転せず。見通しも真っ暗。先週の釣行で、自分の下手さ加減も確認済。もうやめよう。落ち込む事無く、頭をかいて、あっさり納竿。終わってみれば、大失速の合計二十枚。「泣き1回の延長戦。」も駄目だった。いつに成るのか1,000枚は。ご苦労さんでした。お仕舞い。
自分なりに、今日の魚のやる気を5段階に分けたら、「4」だったと思う。そんな好環境を、釣果に結びつけられないのは、浮子が立つと同時の、強い魚信に対応出来ないからだ。5月の宮下、三ツ沢での釣りが、そうだった。あの後、周囲に相談したら、棚が上だったのではないか、と云われた。その経験から、今日は、15尺竿を一気に4尺詰めたのだが魚信が乏しく成って効果がなかった。
夏場にも今日の様な現象は多々有った、それで、角麩釣りを習得して、空白の時間を解消した。今は逃げ場がないので、この様に成る。これは大課題。
隣の凄まじく釣る方は、66枚で竿頭だった。この方の13尺での1本の釣りは、自分でも修練すれば出来るのか。
それほど、ピント外れの餌を作っているとは思えない。では、何だろう?。この餌を教えてもらった時に、餌をボールの端にまとめない事。こすらない事。針着けする時に圧をかけない事。等を注意事項として習ったが、このうちの、何かを履違えているのかもしれない。このあたりが、耳学問と舟釣りの限界なのだろう。一区切りが着いたら、宮沢か円良田の桟橋にでも遠征しようか。
課題だらけで大変だが、一歩一歩ゆっくりでも構わないので次も頑張る。
15尺団子13枚(06:33-10:20)。
11尺団子2枚(10:30-12:40)。
18尺団子5枚(12:50-14:45)。
合計 20枚。
9寸〜尺三寸七分。 平均 尺一寸。
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