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第二七回釣行 2008年09月05日(金)
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これまでの釣行記(へら鮒釣り) 2008年

曇天のち晴れ。
水温26度 水位- 9.4m 澄み。
三島湖 豚小屋下看板升くずれ前。
ともゑ釣舟店より出舟。

ブラックバスに囲まれて・・・。

五輪の野球準決勝や夏風邪やらで三週間ぶりの釣行に成ってしまった。
三週間前に6.4mだった減水も農業用の取水は終了してもダムサイドの堰堤工事が原因だとかで9.4m迄進んでいるらしい。何処の釣舟屋さんのホームページを見ても期待薄。行くのに躊躇いも有ったが、自分の中での釣行派が何とか自分を説得して今回の釣行となる。

今月から出舟が05:30に成ったので、千葉の自宅でエンジンをかけたのが03:40。麓で食料を買い込んで、ともゑさん到着は05:10。出舟迄時間が有るので、広瀬付近を見学に行くと野球が出来る位の広場が出来ていた。其れと近隣の釣り舟屋さんの桟橋には水が無く、灯りが灯ってなかった。これを見て何やら弱気の虫がもたげて来たが、気を取り直して、荷を担いで桟橋へ降りようとすると、坂は急に成り、仮設の階段迄設置されて水面が遥か下方に成っていた。

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野球も出来る位減水した広瀬川。


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桜並木から広瀬川を臨む。

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満水時の同場所。
2008年04月04日。第9回釣行より。

午前五時半、蝉時雨も無く、ひとりひっそりと出舟。

今迄見た事も無い景色。色調に例えるなら「茶」。水面下の地肌と岩盤は大きく露出し、そしてオダと称する樹木も姿を現している。釣りに行くと云うよりも探検に行く感じ。湖底から半魚人が現れて襲って来るかの様な雰囲気。怖いから今回は桟橋近くの豚小屋に決定。そして、どーせ豚小屋に着舟するならと看板升の崩れ前へ。すると、この場所に入る度に諸先輩方の云われていたオダの正体を見る事が出来た。「なるほど」この深さの位置に有るのなら、丁度、真冬に用いる25尺竿だとオダの直上に餌が入る。魚が此処を住処にして沢山集結しているのが分かった。

用意段階で早くもケチがついた。着舟時に用いる固定金具
を湖底に落としてしまったのと形状がT型でない舟に乗って来てしまった。深い溜息と同時に気分は撤収ムードへ。数分間、天を仰ぎ気を鎮めてから用意を始めて何とか準備完了。

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正体を現したオダ。

さて今日の竿と仕掛けはと云うと、11尺で天々。浮子は本体115ミリ+PCムクトップ225ミリの全長420ミリ。鉤素は450ミリ+600ミリ。餌は天々150+ガッテン150+夏50+水100+新B50。
06:13第一投。数投打つと早くも反応。魚は釣れそうな感じ。06:33にドンと消し込んで合わせると第一号。然し、釣り上げる魚を目がけてブラックバスが猛然とやって来た。驚いて水面を見ると、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・・・・・。関取の腕みたいな大きな奴が10匹余集結していて、今釣り上げた魚を放流するのを待ち構えている。なんだか気味が悪いし、自分の為に釣られてしまった魚は責任を持って放さないといけないしと、舟の舳先へ行って玉の柄も二本に継いでやっと放流。然し、奴らはそれを目がけて全力で泳いで行く。こんなやり取りをし乍ら07:00迄の釣果は5枚。型は7寸〜8寸。

舟は完全に奴らに包囲されてしまった。水に手を入れると指を噛み切られそうだし、奴らが舟底にぶつかる感触も足裏に響く。大胆に水面に顔を出している奴を玉で追うも申し訳程度に数十センチ移動するだけ。また、竿で叩くと却って音に反応して魚が集まって来る始末。参った参った途方に暮れた。撤収して帰ろうか。此処で、また善後策を思案する為に天を仰ぐ。釣りは継続したいが釣った魚を保全出来るか。釣りに来て釣った魚の安全確保なんて話は聞いた事が無い。では帰るか。今から帰宅すると09:00には自宅に着くので着替えれば出社すら可能。どちらにせよ、とんでもない一日に成ってしまった。
自分が思考する事等タカが知れている。出した結論は釣りを継続する亊。釣った魚は下手投げで優しく遠くへ放り投げ安全を確保する亊。然し、投げられた魚は無事着水出来るのだろうか?。腹を打ったら痛いだろうと疑念が湧いたので、ともゑさんに電話。するとオーナーさんが奴らを釣りに来てくれると云う。此れには驚いてしまった。自分の為にそんな亊をしていただく必要は無いしと恐縮恐縮。
数十分後、ブラックバスバスターズの番頭さん登場。早速疑似餌で途轍もなく大きいのを釣り上げたが、ひと暴れふた暴れされ逃走されてしまった。疑似餌の代替品が無い様なのでこれにて終了。然し、仲間が釣られたのを見て怯えたのか、奴らはすっかりおとなしく成りホッと一息。それと7寸級なら喰われないそうだ。やれやれ。序でに竿は15尺にすると型が大きく成るとの助言も貰った。ありがとうございました。

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9.4m減水の豚小屋下看板升。
樹木の凹部分に有るのが看板。

釣行記写真
満水時の同場所。
2008年06月20日。第17回釣行より。

二時間もロスタイムが有り再開したのが09:00。今日は運がない。30分餌を打っていると今度は仕掛けが壊れてしまった。溜息の連続。流れを変えようと9尺の角麩に交換。ここから30分の餌打で魚信が回復。10:00からの20分で10枚も釣り上げ角麩シリーズは終了。これで合計15枚。何とか釣果も格好がついた。やれやれやっと釣りに来た気分。おむすびを食べて15尺を取り出し両団子で再々開したのが11:05。適当に打っていると順調に釣れだした。正午迄に10枚。可成り好調の天国モード。やはり豚小屋は良く釣れる。然し、天国はいつまでも続かない。ツンも消し込みも全て空振りに。これはカラツンではなくスレと決めつけて継続していてもセンも無いので餌を軟らかくしたら、またも釣れだして13:00迄に5枚。合計30枚に成ったところで15尺は終了。此処からは次回に備えて15尺の角麩用仕掛けと朝壊れた11尺の仕掛けを作り直し35枚を打止めとして本日最後の釣りを再開。今回も順調に釣れて30分後の14:15には達成。更に50枚迄頑張ろうとも思ったが、今回の出舟はひとりだし、長居は遠慮しようと未練たっぷりのまま納竿。
最後に、今日は一日いろいろ有り過ぎたが、この雰囲気にも慣れたし、時間の割には魚も沢山釣れた。帰宅を選択しないで正解だったと思う。お仕舞い。


反省と課題過去に経験した事の無い一日だった。まずは景色、次にブラックバス。過ぎてみれば全てが楽しかったけど、一時はどーなるかと思った。魚はと云うと活性も有り釣り易い状況だったと思う。出かける前には想像を絶する事ばかりだったのでロスタイムが長時間に成ったのは仕方ない。そんな中でも唯一の光明は餌の手直しの真似事が出来た事。これがモノに出来れば50枚も夢ではないだろう。


釣果 11尺団子5枚(06:13-07:00)。
11尺団子0枚(09:00-09:30)。
9尺角麩10枚(09:40-10:20)。
15尺団子15枚(11:05-13:00)。
11尺団子5枚(13:45-14:15)。

合計 35枚。
6寸半〜尺一寸。 平均8寸。



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