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第七回釣行 2009年05月26日(火)
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これまでの釣行記(へら鮒釣り) 2009年〔三島湖〕

晴れ。
水温19° 減水2.3m 澄み。
豚小屋下看板升黒ブイ脇。
ともゑ釣舟店より出舟。 

一時間五枚釣れるのは、いつの日か。の巻。

お隣の恐ろしい国が地下核実験とやらを仕出かした。
その翌日、のこのこ釣りに出掛ける自分が居る。最近はこんな亊が隔世の事と思える様に成って来た。未だ世捨て人に成るには早いのだが・・・・・。

難しい事はさておいて、前回から心を入れ替えて、再度釣果向上に取り組む様に成った。そこで今回は釣果四〇枚に挑戦する。必須条件は両団子の一本勝負、ただこれだけ。

そして今回は、釣りをするのに魚に一番近い部分である餌に重点を置いて臨んでみたいと思う。
そこで用意した餌はA.B.C.D.E.F(仮称)の六種。(メーカー名称は末尾)これを組み合わせて、何とか魚の嗜好に合わせる努力をしてみたい。

どーも出足が鈍い、今回も出遅れた。愛車のベガ号は恐ろしく鈍足だから三時半に出発しないと現場に着いてからの余裕が無い。なのに三時四〇分に成ってしまった。今日も三島湖ともゑ釣舟店への到着時間は出舟合図に写真判定だろう。
道中、演歌を聞き乍ら目標釣果四〇枚のシミュレーションをしてみる。ロスタイム条件は仕掛けを二本作る事(30分×2)と昼休み(30分)で合計90分だ。
・第一投を五時半として納竿時間の割出し。
 甲、15分1枚ペース。
  ・15分×40枚=600分。納竿時間/十七時丁度。
 乙、10分1枚ペース。
  ・10分×40枚=400分。納竿時間/十三時四〇分。
 丙、12分1枚ペース。
  ・12分×40枚=480分。納竿時間/十五時丁度。
シミュレーションが出来た。
甲は、遅くて駄目。
乙は、自信が無い。
よって中間的な丙が良い、これなら何とかなるかもしれない。
入釣場所は豚小屋一番升、投入開始は五時三〇分、そして納竿時間は十五時丁度だ。条件は時間五枚のペースで魚を釣り上げる事。
果たして問屋は降ろしてくれるのか。

四時五〇分到着。
挨拶をして桟橋に降りたのが出舟五分前。どーも例会が有るようだ。同し色の帽子の方が沢山居て、やる気充分の模様。どの舟も舳先のロープを解いて桟橋から可成り離れてゲートインしている。そして合図と同時に漕ぎ出した。その瞬間、残念でした、予定していた豚小屋の一番升は売切れてしまった。
自分はと云うと、これから荷を積載するところ。もたもたしていたら上流の釣舟屋からの舟も下って来た、その数六杯。今日は人が多いぞ。遅れ序でに行き先を眺めていると、豚小屋に着舟したのが七杯、ロクロウ沢が二杯、三ツ沢方面へ下って行ったのは十二杯だ。
やっと喧噪が終り、再度状況を確認すると、幸運な亊に看板升のクロブイの向うが空いているではないか。まさしく、残り物の福。コイツをいただきに、ゆるりと漕いで行く。崩れ前の先釣者へ丁重な挨拶をして入釣、今日はツイている。

予定を五分遅れて午前五時三五分始動。
この日の予定を整理すると、
05:35〜09:30/11尺天々 20枚。
09:30〜10:00/17尺の仕掛け作り。
10:00〜11:00/17尺天々 5枚。
11:30〜12:00/食事と11尺のチャカ用仕掛け作り。
12:00〜15:00/11尺一本半 15枚。
仕掛けとハリスは天々で450+600ミリ、餌はA×2+B×2+水1.5+C×1+D×1。(水投入の後は五分間放置、以下同)
毎度の事だが最初は景気が良い。10枚目を釣り上げたのは七時丁度。このまま継続すれば良かったのだが、ナジミ幅が確保出来なく成って来たので、新しく試作した重量感の有る餌(F×1+水1.5+A×2+B×2)に交換。この積極さが凶と出て、全く魚信が無くなってしまった。餌を元に戻しても駄目。痛恨の60分で釣果は二枚。さて、どうするか。先ほどから崩れ前の方が浅い棚で沢山釣っている。では、それを参考にさせていただく亊にして、天々の仕掛けは撤収。
午前八時、通称チャカに交換すべく仕掛けを作成。
午前八時半、竿11尺、棚一本半、ハリス400+500ミリにして再開。
可成り期待をしいていたのだが、あまり効果無し。それではとハリスを450+550ミリに延長して施行。僅か50ミリでの効果を疑ったが、意外な事に魚信が出てきて釣れだした。然し、長続きはしない。そこで今度は餌を集魚剤入(A×2+E×2+水1.5+C×1+D×1)に交換。これを少し打ってみると、浮子が水没。集魚効果は不詳だが重量感が出てしまった。これでは軽い錘を付けている意味が無い。こんな亊で悪戦苦闘しての釣果二〇枚で、午前の部終了、十一時。

握り飯を頬張り乍ら周囲を改めて観察すると、ご近所さんは豚小屋一番升に三名、二番升も三名、三番升は二名、そして看板升は自分と崩れ前に一名、五番升は三名、背後のロクロウ沢には二名、桟橋に二名で合計十七名だ。案外の混み様、釣果は例会の方達の会話を聞いていると、お隣の方が五〇枚位で独走らしいが、殆どの方が一桁で苦戦している模様だ。

正午、食事も終り17尺の仕掛けも出来た。この時間迄の目標釣果は二五枚だったので、予定より五枚不足ではあるが、充分追い上げ可能な数字だ。
午後の部開始。ここからの仕掛けは天々、ハリスは450+600ミリとしてみる。
周囲は短竿で浅棚を釣っている。そんな中、この竿で大丈夫なのかと不安にかられていたが、矢張り難しかった。何よりも魚信が弱い、食いに至らない魚信ばかりだ。
十二時半、一枚釣り上げたら、その弱い魚信すら無くなってしまった。多分、この周辺の唯一の魚を釣り上げてしまったのだろう。
十二時四五分、ハリスを600+750ミリに延長。魚信が復活。
十三時丁度、餌を袋に記して有ったレシピ(A×2+B×2+水1+E×1)で作成したモノに交換。これが吉と出て、予想もしていなかった本日のハイライトがやって来た。餌がナジミきった後、ツンっと強い魚信で7連荘を含む九枚が十三時半迄に釣れたのだ。
ハリスと餌の交換が吉と出ると、こんなにも効果が有るのか。然し、正直なところマグレの疑念も払拭出来ない。

あの7連荘は何だっただろうか。魚信すら無くなってしまった。だからマグレだと云うのだ。
十四時、竿と仕掛けを予定外の13尺にして最後の挑戦。
挑戦と同時に流れが出て来た。それも何となく流れている様なモノではなく、ハッキリと下流に向って水が移動しているのが判別出来る様な強い流れ。
左前方五〇分の位置に入れた浮子が、正面で立った次の瞬間には下流に流されて行く様な案配。この初めての体験に戸惑い乍ら無為に時間を過ごす。
十五時、隣の方が納竿したので釣り方を聞いてみた。すると、意外と云うかあたり前の答えが返って来た。仕掛けを天々にして流れを止めれば良いとの事。なんだ、竿を持ち上げてヤマベ釣りの様に流れを追いかけては駄目なのだ。

早速やってみると、釣れだした。これは、ひとつ学ばせてもらった。ありがとうございました。
然し、三枚目を釣り上げた時、無情にも仕掛けが再起不能に壊れてしまった。
周囲で釣っているのは、自分だけだ。桟橋でも清掃が始まった。
また明日が有るじゃないか、もうヤメよう。
十五時二〇分、あっさり納竿。。
ほんの少しだけだが、へら鮒釣りをした気分に成れた。
次回こそ四〇枚釣りたい。
お仕舞い。

釣果11尺天々 12枚(05:35-07:50)。
11尺一本半 8枚(08:30-11:10)。
17尺一本半 10枚(12:00-13:55)。
13尺天々 3枚(14:00-15:20)。

合計 33枚。
八寸〜尺五分。

次回は、六月朔日三島湖。


A/ベーシック。
B/オールマイティ。
C/グルダンゴ。
D/しめカッツケ。
E/ミッド。
F/底釣り。


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