曇天。
水温21° 満水 澄み。
三ツ沢。
ともゑ釣舟店より出舟。
三ツ沢でぽつねんと糸を垂れたが、さっぱり釣れなかった。の巻。
三島湖で釣りを終えて麓に降りてくる時、大別するとふたつの感情に支配される。ひとつは、頑張り抜いて事を成し遂げたという、えも言われない満足感がこみ上げて来るとき。もうひとつは、一敗地にまみれ、青息吐息で帰路につくときだ。今回はまさに後者。まったく無抵抗のまま一日が過ぎてしまった。両団子の釣りの難易度の高さにはね返されただけだった。
朝、待望の三ツ沢岩盤ロープ揺れ止めロープ際に入釣。
周囲の同業者は沢の中にひとりと、背後の段々畑前のロープにふたりだけ。まさに周囲の魚を独占出来る最高の環境だった。
先発は17尺の天々、餌打数投で早くも魚信が有り簡単に釣れてしまった。これで気を良くしたが、浮子が立ってから餌が馴染みきり、一節位戻す間の強い魚信で釣りたい。この厄介な願望を満たすが為に一日苦労をするハメに成った。
前回の最後で餌落ち前迄待って好結果が出たが、その釣りには否定的なのだ。
故に、折角釣れた17尺だが餌が馴染むと魚信が少なくなるので、13尺に変更。
これは期待に反して三時間で九枚しか釣れなかった。
次に出した11尺も同様の結果。
後は9尺を経て17尺に戻す。
結果を全く伴っていない支離滅裂の展開だが、其の場其の場では最善の選択をしているつもりだから、否定ばかリでは自分が気の毒だが、やはりセンスの問題か。
これで二回連続の二十二枚。
この寂しい結果に唖然呆然、残念でした。すっかり自信喪失。
さて次回からはどうしようか。
お店を出る時に若旦那が呟いてくれた。「今日みたいな日にオカメでやれば釣れるんですけどね」
この言葉がヤケに耳についた。
お仕舞い。
17尺天々 4枚(06:30〜07:10)
13尺天々 9枚(07:45〜10:30)
11尺天々 3枚(10:45〜12:00)
9尺二本 2枚(12:30〜14:00)
17尺天々 3枚(14:10〜15:00)
合計 二十二枚。
八寸〜尺弐寸五分。
次回は未定。
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