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第二二回釣行 2009年10月13日(火)
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これまでの釣行記(へら鮒釣り) 2009年〔三島湖〕

晴天。
水温19° 減水0.4m 澄み。
三島湖 豚小屋下看板升。
三島湖ともゑ釣舟店。

泣く泣く遠征を中止して
新べらを沢山釣るつもりだったが・・・・。の巻。

今週は釣行を自粛するつもりだった。
然し、中毒的に行きたがる釣行熱を冷ます事が出来ず、あっさりと今週も出掛ける事に成ったが、どうにか群馬の三名湖.丹生湖への一泊遠征だけは、阻止する事が出来た。
そこで替わって登場した御題は、「新べら釣り」。
自分は新べらを釣る事には然程.魅力は感じていないが、今日は放流三日目という事で、いつもよりちょっとは釣れそうな気がする。また。そうである事を願いたい。

三島湖ともゑ釣舟店.到着時間は五時十分。いつも遅刻をするのに、五〇分も早く着いてしまった。久々の一番槍だ。
実は白状をすると、三名湖行きの中止を決めたのは出発の直前。群馬へ行く為には三時に出発しなければ成らない。それに備えて二時頃に起床して、ズッと布団の中で悶え苦しんでいた。そして、やっと三名湖行きを諦めさせたものの、今度は時間を潰すのに苦労をしていたのだ。

さて、今日は何処に入釣するか。本命は豚小屋だろうが、混み具合に依っては桟橋を選択したい。
昨年も放流後の釣りは二度.経験をしたが、どちらも桟橋で岸を向いて竿を出した。そして良い思いをさせて貰った。
そこで今回は如何に・・・・と、斥候に出てみると、魚が「ココに居ます」とサインを出しているのは店下の竹薮の辺り。然し、ここは上級者のポイントだから、オレの様な素人が生意気に入釣するのはマズいだろう。お前がやるには10年早い!、と誰かに怒られそう。だからヤメておこう。
得意の桟橋岸向きは気配無し。未練がましくズッと見詰めていたが反応は皆無。では本命にと成るが、これは漁師の数次第。荷を取りに車へと戻る。

釣行記写真
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斥候に出た時の桟橋付近。
未だ夜明け前だ。

五時五〇分。桟橋に集結している漁師の数は大凡十名。この人数ならば、と権利取りが可能な位置に荷を積載して合図の銅鑼を待つ。
六時。ゲートが開いて、一直線に漕いで行くと番手の位置を確保出来た。そして.そのまま看板升へと雪崩れ込む。やった!。何だか先制トライをあげられた様な気分。そして無事崩れ前を占拠出来た。
お隣におられるのは、いつもお見かけする、「人品骨柄卑しからず」この表現がピッタリの方。
自分はこの方の大釣りに二度.遭遇している。一昨年春に三ツ沢で86枚を釣られた時と、放流時に130枚位もの釣果をあげられた時だ。以来、いつも気さくに声を掛けてもらっている、今日は、この市原の名人と.ご一緒させてもらう事に成った。

準備が出来た。
竿と仕掛けは、17尺.天々.バラケ+グルテン。
そして釣果目標は、夢を大きく五〇枚の半束だ。
六時半、開始。少しの打込みで浮きに変化が表れ、直ぐに下針にグルテンをつけると、間もなく待望の放流べらが釣れた。これが更に四枚も続き開始一時間で五枚の釣果を得らる。順調な滑り出しに.ほくそ笑むが、結論から言うとココから思いがけない展開に陥る事ハメに成る。

釣行記写真
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本年デビューの新べら君。
大凡六寸半。

釣れる魚信が消し込みに変わってきた。そして魚が巨大化してきた。どれも玉網からシッポが出てしまう様なサイズ。
魚は大きくなったのだが、其の代償として肝心の数の方は乏しく成ってきた。
ガク然たり。
今日はこういう日だったのか・・・・。
五〇枚の夢が段々遠くに成って行く。
放流べらに見放され、浮子は動くが針には掛からない。
なんと言う事はない。いつもと同じ釣りではないか。
「オレはな、お前等みたいな、昔の名前で出ている様な古臭い魚を釣りにきたんじゃ無いぞ!。お前等が図々しく寄って来るから放流べらが居なく成ったじゃないか!」文句を言ってもはじまらない。

九時二〇分。完全に目論見がはずれた。放流べら釣りの予定が普段と同じ釣りに成った。違うのは食わせ餌にグルテンを用いている事だけ。
ニッチもサッチも行かなく成ってきた。
仕方無い。竿を短くして積極的に打込もう。
状況を打破すべく、13尺に替え好転を期待するが、甘い、甘かった。全く駄目。改悪に成ってしまった。暗澹たる気分。

十時。結果が出ない。
折角出した竿を二枚釣っただけで撤収する。
なんて事だ、又も竿を替えるハメと成った。
先発の17尺に戻したかったが、なんだか出戻りみたいでカッコ悪い。仕方がないので19尺を出したが、今度は仕掛けが無い。

チキショー!、こんな事なら無理をしてでも三名湖に行けばよかった。言ってはならない禁句が思わず口から出た。二日休むのに抵抗があれば日帰りで行けばよかったじゃないか・・・・。こんな事をブツブツ云い乍ら仕掛けを作っていたらら、失敗した。そして再制作・・・・。
半分ベソをかき乍ら鉤素を結んでいたら心配してくれたのか、お隣の名人に「どうしたの???」、と声を掛けてもらった。
心配させてしまった。それはそうだろう。釣りに来て舟の上で八〇分も仕掛けを作っているヤツなんか居ない。
やっと出来ました。
どうも失礼しました。復旧しました。
時間は早くも十一時二五分。
本日の釣果を示すカウンターを覗いてみると、十二枚。完全に奈落の底に居る事を自覚する。

そして十一時半。奈落の底からの脱出を図るべく再開。
矢張り魚は深い所に居た。十投くらいバラケを打つと、浮子が動いた。然も、どことなく怪しげで、いかにも釣れそうな感じだ。…やっぱり釣れた。釣れたのは泣く子も喜ぶ、放流べら。然も、ココから思いがけずに五連荘。やれば出来るじゃないの。嬉しい、もうほとんど忘れかけていた、あの出舟前の情熱を半分ぐらい取り戻した感じ・・・・だ。

釣行記写真
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いつものお気に入りの写真。
豚小屋下を望む。

正午。目標の五〇枚迄.残りは三十三枚。これは流石に無理だろう。そこで近頃の日本経済ではないが目標数値を大きく下方修正し三〇枚にして挑む。
此処からは、釣れたり、釣れなかったり・・・・の展開。放流べらは、又も何処かに消え失せてしまった。
然し、あまり酷い目に遭わずにすんだ様だ。
十四時の時点で二十八枚。納竿予定時間は十五時だから、女神が微笑んでくれれば、三十五枚も夢じゃない。そう思って頑張るも、女神なんか滅多に出現するもんじゃない。それに一時間に七枚も釣ろうなんて図々しい。結果は十五時迄一匹も釣れずに、またも憮然たる思い。
十五時。釣果を三〇枚にしたい。只それだけの理由で続行。
ホッ、五分も経たないうちに放流べらが戻ってきてくれた。二連荘。やっとヤメられる。直ぐにリリースして一件落着。

お仕舞い。

釣果17尺天々両団子 10枚(06:35〜10:00)
13尺天々両団子 2枚(07:25〜10:00)
19尺天々両団子 18枚(11:00〜15:10)

合計 三〇枚。
六寸半〜尺弐寸半。

次回は未定。



最近、釣行ラッシュです。
暫くの間は釣行記が追いつく限り毎週(不定期曜日)更新します。


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