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第十六回釣行 2009年08月21日(金)
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これまでの釣行記(へら鮒釣り) 2009年〔三島湖〕

晴天。
水温26° 減水2.4m 澄み。
豚小屋一番升。
ともゑ釣舟店。

豚小屋に二匹目の泥鰌を釣りに行ったが、問屋が降ろしてくれなかった。の巻。

最近、充実の釣りが連続している。
今回は前々回の続編で三島湖での角麩釣り後編。
角麩での施行は釣果において好結果だ。前編は午後から絶好調だったし番外編の前回の戸面原でも健闘出来た。だから今回の釣行での釣果への期待は大きい。
入釣場所は下流域の大オダと高島屋さんの桟橋の中間を予定しているが風が出るようであったら前回と同じ場所でも良い。あそこは風には最強のポイントだ。

三島湖ともゑ到着は五時十五分。
また遅刻をしてしまった。
最近は時間前に着いた事がない。原因は、挙動のひとつひとつが遅く成ってきた亊。所謂「鈍」ってヤツ。昔は乍ら族で何でも素早く出来たので、最近はこんな自分に戸惑う事が多々有る。それと話が長い。今もサッさと料金を支払って荷を取りに行けばよいのに、話しかけられると立ち止まる癖がついてきた。今朝遅れた因も麓の雑貨屋さんで御主人と長話をしていたからだ。老化の兆候でなければよいのだが・・・・。

桟橋に降りて、行き先を思案。
――――風は思ったよりたいした事はない。では十数分をかけて予定通り下流迄行くか?、いやこれから吹くかもしれない。それに遅刻して来たので出舟の状況がわからない。行って売切れだったら悲惨だぞ。
下流に行くのが面倒に成ったのか、難癖をつけて行きたがらない自分が居る。結局、目の前の空いている豚小屋下ロープ桟橋前に入釣するのだが、前述の鈍に成ってきた事もそうだが、なんかこう楽な方を好む傾向が顕著に成って来た。要反省。

六時〇〇分、正しく、二匹目の泥鰌を狙ったか如く、前回と寸分違わぬ処に舟を着ける。
そして準備完了。
本日の目標は恥ずかしくて言えない。
竿は九尺、鉤素は100ミリ+600ミリ。
上針にバラケの炭団君、下針には角麩の極小をつけて振込開始。
今回は、開始早々ドドっと好調の波が押し寄せて来た。二〇分間で釣った魚は七枚。これには大願成就間違え無し、と思ったのだが・・・・。

本日のこの場所、風には強かったが騒音には弱かった。続々と現れる出舟者に浮子の動きが無くなってきた。
こればかりは仕方がない。下流へ行かなかったツケだ。
後続の方達は数人で来ているので着舟後も大声で話をしている。そして又新たに粋な帽子を被った御仁がオレの直ぐ横に着舟しようとしている。この方、愛想良く挨拶をしてくれたのはよいのだが、なんと舟を着けたのがオレの直ぐ隣。丈五の竿で届く様な位置。もっと空いているのだから遠くに留めてくれれば良いのに・・・。なんて思っていたのだが、なにせ愛想も良いが愛嬌も有る。それと何だ!この人は? 傘の差し方、粉の振り掛け方、それから鉢巻きの締め方迄、どれをとっても、粋に芸事の様に振る舞う。それと先程から笑顔で喋りっ放し。とんでもなく楽しい人が横に来た。

なんかえらい人と呉越同舟する亊に成ってしまった。
舟を竹薮側に動かしたい心境だが、移動するのも当てつけみたいで失礼だろう。 ――――仕方がない。これも天命だと諦めよう。
諦めた序でに、いろいろと質問をしてみると、お住まいの羽田からの60kmをアクアラインを渡って来た事。釣り歴は長く一日おきに釣りをしている事。最近ココで竿頭だった亊等。話は尽きない・・・。
ついつい話に引き込まれてしまった。
今日は、この羽田の名人と釣りをする。

閑話休題。
魚釣りの事。
始動時の勢いはどこへやら。浮子は微動もしなく成った。騒音が収まれば魚信が復活するだろう、と思っていたが駄目。
そこで今回は経過を箇条書きに纏めてみる。

  • 八時三〇分、十枚目を釣り上げる。七枚目から三枚を釣るのに二時間もかかった。
    羽田の名人に初釣果。「餌を合わすのに二時間も掛かった 」とボヤいている。
  • 九時〇〇分、竿を15尺に替えたが効果無く、五〇分施行しての釣果は三枚だけ。
  • 十時〇〇分、ヤケに成って両団子の仕掛けを作り始め、角麩をヤメる。六〇分の釣果は寂しく一枚だけ。
  • 十一時三〇分、昼休み。
  • 十二時〇〇分、竿を9尺にして仕掛けも角麩に戻す。前編は午後から沢山釣れたので、その再現を祈願して再開。
    然し、無情にも十四時迄の二時間での釣果は四枚だけ。途方に暮れる。
  • 十四時〇〇分、此処迄の釣果は十八枚。毎度毎度の二〇枚を巡る攻防。然し最早厭戦気分。十五時迄の六〇分で四枚を釣り上げるが無感動。
  • 十五時〇〇分、ヤメたヤメた。継続意欲も無く、あっさり納竿。
    最後迄魚に活性が復活する亊は無く、二匹目の泥鰌を釣る亊は出来なかった。
  • 十五時二〇分、楽しいお話を沢山してくれた羽田の名人にお別れをし、再会を約して陸に上がる。
とまぁこんな感じだった。

釣れないのは毎度の事で免疫も出来ているが、厳しい一日だった。
しょっちゅう釣りに来ていれば、こんな日も有るだろう。
来週また来よう、と桟橋でひと息ついてから、坂を上り若旦那に釣況の報告をして一件落着。
最後に白状するが本日の釣果目標は六十枚だった。思い上がった己のお粗末を思う。
お仕舞い。

後記。
これで二週連続で角麩釣りをしたので、今後は一日通しの施行はしない。ここ一番窮地に陥った時とやりたい衝動にかられて時のみにしたい。
それにしても朝の絶好調は何だったのだろうか???。又、釣れなく成った因を騒音に求めたが、どうやら違った様だ。一時的にせよ感情的に成ってしまった事は猛省。
厳しい一日と成ったが、隣の羽田の名人とは楽しい時間を過ごさせてもらった。
最後に、この日の竿頭は鳥小屋での三十七枚だった様だ。そんな中で角麩だったにせよ、二十二枚釣ったのだから良し、としよう。

釣果9尺角麩天々 10枚(06:00〜08:50)
15尺角麩天々 3枚(09:00〜10:00)
15尺団子天々 1枚(10:30〜11:30)
9尺角麩天々 8枚(12:00〜15:00)

合計 二十二枚。
七寸〜九寸。

次回は八月二十八日、下流の何処かで施行予定。



最近、釣行ラッシュです。
暫くの間は釣行記が追いつく限り毎週(不定期曜日)更新します。


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